なんかエクセルで計算できるのがでまわっているっぽいのだけれど、HTML で計算したいので JavaScript で書きなおした。

自分で書いたら欲しい機能増やせるし便利。特に、計算したパラメータから、必要な材料の長さを出したりしたかったので canvas で全体像をレンダリングしている。

コイルも密巻きの場合を簡単に求められるようにしたりした。ただ、細長いコイルはQ値がさがってよくないらしいので低い周波数では調整する必要があるのかもしれない。でもそれでどの程度効率が変わるのかがわからない。

7MHz MicroVert アンテナを制作

φ25mm φ22mm のアルミパイプそれぞれを 1m ずつ買ってきて作った。設計上は 1m + 0.85m で 15cm ほど重ねるイメージ。

コイルを設計通りに巻くのがかなり難しく、はじまりとおわりの処理の仕方がよくわからなくて、これはうまくできたとは言い難い。

7MHz だとカウンターポイズが 8.3m 必要だけど、なんとなく買っておいた 10m の 5D-2V があったので頑張って計って切った。コアは 50MHz 用のコブラアンテナを試作したときのを流用した (12ターン 3D-2V がW1JR巻きで FT240 #44 に巻いてある)

ちなみに、設置ロケーションは給電点地上高 2m 程度で、建物からは 30cm 程度しか離すことができないので全く SWR が落ちないような予感がしていた。やってみなければわからない、と自分を励ましつつやったが、案の定全く下がらなかった。

複素インピーダンスを広域で一覧するとだいぶ下 (6.8MHzヘルツぐらい) に同調しているような感じだったのでエレメントを短くしてみたりしたが、なかなかうまくいかず。

カウンターポイズのはわせかたを変えたり、エレメントの長さを変えたりいろいろ試行錯誤しまくったあげく、7MHz 付近でエレメントは共振しているようだが SWR は下がらない (リアクタンスがないけどインピーダンスの実数が低すぎる)、という状態になったので、カウンターポイズを動かし、ようやく 1.5 程度まで下がった。

インピーダンスが低めに出ていたので、カウンターポイズをできるだけエレメントから離すように置いたら効果があった。

エレメントの長さによっては、特定の周波数 (だいたい6.8MHzぐらい) で SWR が 1.0 程度になったりした一方、7MHz 以上では SWR が下がりきらなかった。たぶんコイルの巻きすぎ?だと思うが、ほどくのが大変面倒なので、一度コイルには手をつけずエレメントだけで調整し、7.000〜7.200MHz、すなわち 7MHz 帯全域で SWR 2.0 以下にできた。最低 SWR 点が 1.5 程度なのがちょっと微妙だけど、とりあえず気にしない。

しかしその後一旦コイルの固定やらで取り外すことにしたので、コイルも1ターン巻き戻して再調整したところ、7.0MHz 付近で SWR 1.1〜1.2 ぐらいまで落とすことができた。もう1ターン戻してもよかったかもしれないが、メインで運用しているのはバンド下限あたりなのでこれでよさそう。

帯域が広いのは事前情報で知ってはいたけど、なんとなく信じていなかったので、設計時に 7MHz をターゲットにしたのがよくなかった。今回の場合 7.1MHz ぐらいをターゲットにして作る (計算上はコイルが1ターン減るだけ) と丁度よかったかもしれない。

制作上思ったこと

  • できれば調整部分は手の届く範囲にすべき
    • 1段目を短めにしたほうが調整しやすい (70cmぐらい?)
  • LCR メータがあったほうがいい (自分は持っていないのでコイルのインダクタンスがどんなものなのか、計算でしか求められない。アナライザーでも一応測れるけど結構ナイーブで値が信用しにくい)
  • アナライザーなしでは調整が困難
    • カウンターポイズを使うアンテナでは必須だと思った
  • マストと固定するため、塩ビパイプのコイルから下側は長めにしたほうがいい

使用感

UHV-6 という 2m 程度の短縮マルチバンドアンテナとの比較しかできないが、今のところ感じるのは以下の通り

  • 信号は UHV-6 と同じか、それより弱く聴こえる
  • SN は UHV-6 より少しよく感じる
    • 特に、7.01MHz 未満では、UHV-6 はなぜかノイズが常時ひどくで聴こえなかったのが、MV で聴こえるようになった。設置位置の関係かもしれない
  • とにかく帯域が広くて 7MHz ならどこにでも出れる。UHV-6 はチューナーなしだと 7.00 から 7.025 ぐらいまでしか出れないので、嬉しい感じ。

ベランダのスペースの関係上、UHV-6 と今回作った MicroVert アンテナは開けている方角が違うので、相手局の位置によって変わりそう。もうすこし耳が良いのを期待したけど、それに関しては少し期待はずれだった。短いアンテナなので、結局その点に関しては短縮ホイップと同じなのかもしれない。

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まずやはり終わって思うのは、LTとしてすら発表しなかったのが反省だな〜 と思った。「今年 Perl 関係でおもしろいことしてないし……」と思って応募できなかったけど、わりとみんな Perl 関係ないこと話してるので、堂々と JS の話すればよかったと後悔。他人が話しているのを見ると話したくなる。というか Teng の話があったな!と会期中に思いだした。

結構毎年顔ぶれが変わっているのか、オープニングで今年初めて参加した人として手を上げた数が想像よりもずっと多いことに驚いた。なんとなく印象としては普段 Perl を書きまくっている人というよりは、他のコミュニティの人が Perl 文化を見にきてる感じがした。

Google

  • https://plus.google.com/connectedaccounts で、接続して公開設定にしていると、プロフィールに表示される (これは確実にアイデンティティが関連付けされている)
  • ↑ とは別に任意のURLをプロフィールに登録できる

Facebook

  • メッセンジャーアプリのID、任意のURLしか登録できない

Hatena

  • 任意のURLが登録できる
  • Twitter、Facebook と連携でき、公開される可能性があることに留意しろという注意書きはでるが、一覧ページなどはなく、プロフィールにも表示されない

Github

  • 任意のURLが登録できるだけ

Twitter

  • 外部連携機能がない。リンクは1つのみで、だいたいの人は自分のサイトへのリンクぐらいしか貼ってない

アイデンティティ抽出

それぞれのサイトで任意のURLの登録は比較的自由。なので、それらが一致するものを抽出できればある程度アイデンティティが関連づけられそう。ただ、クロールしないとできないのでつらい。

それなりにユニークなのはメールアドレスだけど、表示されないことが多い。なにかいい方法はないか

交信ログの一部を公開するようにした。ずっとやってないと恥ずかしい感じになる。

交信ログのとりかた

Windows なら Turbo HAMLOG for Windows というのがあって、大変使いやすいし、それでいいのだれど、Mac だと無料で丁度いいのがない。有料で超高機能、みたいなのはあるけど、そこまで必要がないし、こういう「データ」が主のもので、データ管理とかが実際どうなっているのかもよくわからないソフトウェアに金を払いたいと思わない。

なので、自分に必要最低限の機能を実装しようと、SignalReports というロギングツールを自分で書いて使ってる。ローカルで動くウェブアプリの形式にした。

機能的には大変シンプルでただとにかく記録していくだけの機能がついてる。あえて「機能」と呼べるようなものはコールサインを入れると地域を表示したりするぐらい。この程度でも別に困ってない。QSL カードを発行する人は印刷機能とかいるんだろうけど、当面発行する予定もないのでこれでいい。

データのもちかた

データは単に SQLite の DB に入れるようにしてる。プロジェクトディレクトリをまるごと Dropbox に入れているので、DB ファイルも Dropbox 上でバックアップ・履歴管理される。

交信ログ公開の仕組み

Dropbox 上に DB ファイルが置いてあるので、Dropbox の API でその DB をダウンロードして、Perl で適当に HTML にして static に吐いている。特に変なことはしていなくて、あとは cron に登録してある。

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火曜日の8時〜9時ごろ、出社前にワッチしていたら 21MHz バンドでカナダの局が強力に入っていた。少しきいてるとレポート交換だけのQSOだったので、すぐ呼んでみたら普通に 599 でとってもらえた。かなり嬉しい。

ちょっと満足したあと、21MHz が開けてるときなら 18MHz はもっと良かったりしないのかな?と思って 18MHz バンドをちょっとワッチしていたら、すぐマレーシアの局が弱め 559 程度で聴こえたので呼んでみた。こちらも599で返してくれた。

いつも出社する時間に決めてる時間が迫っていたのでそこでやめたけど、簡単な交信とはいえ短時間に2局もDXできたのですごく満足した。

コンディションと相手の設備さえ良ければ、こちらのロケーションが地上高が殆どないマンション1Fでアンテナが短縮多バンドモービルホイップでもとってもらえることを実感した。

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マイコンに一種の憧れを抱きつつも、なかなか本当に手が出ない。とりあえずチップを買ってみたりしたけど、別に Arduino でもいいわけで、積読みたいな感じだ。

開発にうまく専念できない理由がいくつかあって

  1. Mac で良い開発環境をつくれない
  2. 実際に作りたい、ちょうどいいサイズの問題がない

シミュレータとして simavr というのがあるんだけど、付属するサンプルプログラムでさえ、どうもうまく動いた試しがない。Ubuntu でやってもダメだし、何が悪いのかわからない。

ちょうどいいサイズの問題は大変難しい。今であれば CW インターフェイスを作りたいなあと思っているけど、ハードルが高い。AVR で USB をハンドリングするので VUSB とかライブラリを組込む必要があるし、PC との連携をうまくしないといけない。たぶん Arduino でとりあえず作ってみるほうが良さそう。

Arduino は、開発環境とハードウェアをスペックに落としてパッケージにして名前をつけたのが発明なんだよなあ。

FT-450D には CW ゼロイン時のインジケーターがないので作ってみたくなった。既にやってる人がいたので、それを参考にしつつ、定数だけちょっと変えた。NJM567 の 1pin, 2pin のコンデンサ容量をどちらも 2.2μF にした。ブレッドボードで組んでいくつか定数を試しながらやってから基盤に実装した。

この状態で実際よくよく使ってみると、かなり帯域が狭く (100Hz未満)、ほぼオンフレでないと反応しない感じ。このへんは好みだろうけど、もうちょっと広くてもよかったかもしれない。なんともいえない。帯域が狭いので弱い信号だととれない。

これがあってもなくても、どっちにしろ耳で音程をあわせる必要はあるので、完璧主義的には十分狭いほうがいいかもしれない。ただ、実際の交信では結構ずれて (ずらして?) 交信しているケースもあるので、100Hz〜200Hz ぐらい幅があってもいいような気がした。

もっと便利にするなら、どれぐらいずれているか、を表示するインジケーターにすべきだと思う。単純に考えて、5個ぐらい NJM567 を並べて、それぞれ調整して帯域をもたせたらそういうのは作れそう。しかしそんなに作ってる暇があったら耳を鍛えたほうが早いという感じがする。

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