特に正解を見つけたというわけではないが現状を書いておく。

和信ペイント 水性オイルステイン 木目鮮明・微臭・安全 オールナット 300ml - 和信ペイント(Washi Paint)

和信ペイント(Washi Paint)

5.0 / 5.0

基本は BRIWAX のみ。SPF 材で色を濃くしたい場合はステイン併用。

SPFのホワイトウッド材の場合、BRIWAX 単体だと色が薄い。あからさまに白木に色を塗った感じで厳しい。

  • 「和信ペイント 水性オイルステイン オールナット」を倍に薄めて塗布
  • 「BRIWAX ウォールナット」を塗る

ステインを倍に薄めているのは BRIWAX にもステインが含まれていて濃くなりすぎるため。このステインは40分ほどで乾燥するのと、乾燥したのがわかりやすい。

BRIWAX はトルエンフリーのジャコビアンのほうが良いと思う。よく知らずにオリジナルのウォールナットを買ってしまったのでそのまま使っている。

棚板とかに使うラジアタパイン材は、若干黄味がかっているせいか BRIWAX 単体で十分綺麗になる。ただあんまり綺麗にサンディングしすぎると BRIWAX が薄くなる傾向がある。

オイルかワックスかニスか

塗装仕上げには3つの方法がある。加えてそれぞれにステイン(着色剤)入りとステイン単体+透明仕上げという方法がある。

オイルの特徴

オイルは表面に染みこんで、酸素と反応して硬化する。仕上がりは濡れた感じ。乾性油なら実はなんでもいい。荏胡麻油 (荏油 perilla oil) 亜麻仁油 (linseed oil) が入手性が良く乾燥が早い。荏胡麻油は青臭く、亜麻仁油は魚臭いらしい。

メリットは

  • 木の質感が残る
  • 安い
  • メンテナンスしやすい (部分的に剥して塗りなおしできる)

デメリットは

  • 保護する能力はあまりない (強化するだけ)
  • 乾燥に時間がかかる (20時間〜)
  • 黄変など色変化が起こることがある
  • 熱に弱い
  • 水に弱い

例えばワトコオイルは荏胡麻油ベース、イケアのBEHANDLA ベハンドラは亜麻仁油ベース。VINTAGE WAXは荏胡麻油ベース (ワックスと書いてあるがオイル仕上げ)

ワックスの特徴

ワックスは表面に蝋の層を作って保護する。染みこまないので仕上りは濡れてない感じ。蝋単体では塗りにくいのでシンナーを加えてある。シンナーが揮発したあと表面に残った蝋を広げる (ブラッシング) する必要がある。ワックスのメリットは

  • 元々固形なので乾くのが早い (シンナーが揮発する時間がすなわち乾燥時間)
  • 1度塗りで十分 (重ねてもあまり厚くならない)
  • 自然な艶がでる
  • 木の質感は残る (オイルよりは減る)
  • メンテナンスがしやすい (部分的に剥して塗りなおしできる)

デメリットは

  • 熱に弱い
  • 水に弱い (オイルよりはマシ)

代表的なのは BRIWAX (蜜蝋とカルナウバ蝋ベース)。ほかにはステインなしの蜜蝋ベースのものが割と出回っている。

ニスの特徴

ニスは表面に樹脂の層を作って保護する。いろいろ種類があるが、基本的に水性ウレタンニスが良さそう。さらに高耐久にしたい場合は2液ウレタンが選択肢に入る。普通の水性ニス (アクリル系) は耐久性低いし塗膜は柔らかいしで良いことがないのでやめたほうがいい。ニスの場合ステイン入りは難易度が高いので単体ステイン+透明ニス一択にしたほうがいい。

ニスのメリットは

  • 耐久性が高い

デメリットは

  • 難しい (事前のサンディング・シーラーなどが大事)
  • 実用できるまで1週間程度乾燥が必要
  • 最低2度塗りが必要
  • 部分的な補修が不可能 (すべて剥してすべて塗りなおす必要がある)
  • 木の質感は消える (ツヤ消しニスにするとオイル仕上げ風にはなる)

なぜBRIWAXを選択したか

耐久性を考えるとウレタンニスでいいが、乾燥に時間がかかり、重ね塗りが必須なのでかなり面倒くさい。テーブル天板とかでなければ、それほど耐久性が重要とは思わなかった。

ということで乾燥が早く作業性が良いBRIWAX を選択した。ステインで下塗りすることを入れても2時間程度ですべての作業が終わる。#1000のスチールウールで刷り込むので自然と表面は #1000 でサンディングした感じになる。

オイルは今回は選択肢に入れていなかった。乾燥に時間がかかり、重ね塗りが推奨されるので、オイルを選択するぐらいならウレタンニスでいいかなと思う。

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ボッシュ(BOSCH)

5.0 / 5.0

室内で使っているので以下そういう前提です。

集塵

結構集めてくれる。#60とか削る量が多い番手だとすぐ埋まってしまうので気をつける必要がある。#240とかだと使いやすい。とはいえ、できれば別途集塵器がほしいかな。

当たり前といえば当たり前だけど全て集塵できるわけではない。どうしても微細なクズは舞ってしまうので、マスクはつけたほうが良い。

あと室内の換気扇を全開にしてそのの近く (風下) で作業すること。サンディングする部屋にはできるだけ何も置かないことが大事。細かいクズはすべてのものに付着する。工作室なんて普通はないわけなので、風呂場とかでやると片付けしやすい。

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5.0 / 5.0

このマスクをまだずっと使っている。必須。

うるさい。最低の回転数で掃除機と同じぐらいかな。削る音が気にならないぐらい本体がうるさい。周辺環境的には「やたらうるさい掃除機かけてるな」って感じだと思う。

昼間ならギリ使えるけど夜間は絶対に無理。昼間でも連続してずっと使ってると苦情くるかもしれない。稼動時間制限したほうがいいと思う。びくびくする。

オービタルサンダーかランダムサンダーか

このふたつの違うは動きの違いにある。オービタルは一定方向にだけ動くが、ランダムサンダーはその名の通り方向がランダムになる (細かい振動と大きな回転運動に組合せ)

ランダムサンダーのほうが集塵能力が高く、削りカスが溜まりにくい分、削る能力も高い。ある程度の曲面にも使用できる。その代わり平面を仕上げるのが苦手。

汎用性の高さでいくとランダムサンダーだと感じたのでランダムサンダーを選択した。

仕上がり

オービタルサンダーと違ってランダムサンダーは「木目にそってサンディング」はできない。ということで原理的には仕上りは劣るということになるが、#240 でかける分には円形にやすり跡が残るということは全くないので見た目にはわからない。ただし一部を削りすぎてしまったりするので平面を出すのは難しい。

買ってきた木材を #240 で一通り面を整えたい、ぐらいなら本当に軽く1往復するだけなので、一瞬でサンディングが終わる。力もいらないし手でやるのがアホらしくなってしまう。

ダイモ テープライター M-1595 ひらがな・カタカナ・アルファベット・数 灰色 DM1595GY - DYMO

DYMO

5.0 / 5.0

イメージ的には温泉地の旅館とかで見かけるやつ。昔は自宅にもあったような。なかったような……

DYMO というメーカーのものが有名っぽい。DYMO 自体はアメリカのテプラのようなものでラベルライター全般を作っているが、国内だと感熱式のラベルライターはテプラが強いため「ダイモ」というとエンボス式ラベルライターを指すことが多い。

エンボスに味があるのはもちろんのこと、使ってみるとラベルを打つ作業自体がなかなか楽しい。

説明書の通りだけど、タイプしたあと文字送りを5回行うとセンタリングされる。

替えテープはヨドバシが安い。

平安伸銅工業 LABRICO DIY収納パーツ 2×4アジャスター オフホワイト 最大使用荷重20kg DXO-1 - 平安伸銅工業

平安伸銅工業

5.0 / 5.0

平安伸銅工業 LABRICO DIY収納パーツ 1×4アジャスター オフホワイト 最大使用荷重10kg DXO-21 - 平安伸銅工業

平安伸銅工業

4.0 / 5.0

1x4 / 2x4 用の突っ張りアジャスターは1セット1000円弱とそれなりに高い。必要なものが木材以外はセット (アジャスタとすべり止め脚) なので便利なんだけど、安くあげたい。ちなみに 1x4 用も 2x4用もあまり値段が代わらない。

必要なもの

材料

  • アジャスタボルト M8 50mm〜100mm
    • 約半分は材の中に入るようにする。なので60mmなら30mm突っぱれる
    • 180円〜500円ぐらい
    • ヨドバシだと スガツネ工業 ADWH40-8-60 は少し高いがメッキされていて質感が良く、ゴムもついている。
    • トラスコ中山 TRUSCO NF8X100 は普通のやつだけど少しやすい。
    • ハンズだと単体のアジャスタボルトが180円ぐらいで売ってたりもする。
  • M8 ワッシャー
    • 1枚10円ぐらい
  • M8 スプリングワッシャー
    • 1枚10円ぐらい
  • M8 ナット
    • アジャスタボルトについてる場合は必要ない
  • すべり止め
    • 100均でいくらでも売ってる

道具

  • φ8mm 120mmドリルビット (1200円ぐらい)
  • 13mm レンチ2本 (100均でも買える)

緩み止めにスプリングワッシャーを入れたほうがいいと思う。

加工

アジャスタをつける側の端にφ8の穴をあける。深さは50mm〜100mm程度。できるだけ垂直に開ける必要がある。φ8にM8のボルトは入るのか?と思うかもしれないが、やってみたらだいたい入った。心配ならφ9を使ってもいいと思う。

ここにアジャスタボルト・ナット・ナット・スプリングワッシャ・ワッシャの順で入れて突っぱって、上のナットをレンチで抑えながら、下のナットをレンチで締めていくことで強く突っぱることができる。レンチは力が入りやすいので、やりすぎ注意。スプリングワッシャが潰れる程度で良い。

大事なのは下側に滑り止めをしくことです。これをやらないと容易にズレてしまうので必須。

備考

道具と手間も考えると数本立てるだけなら市販のアジャスタは特に工具も追加の加工もいらないので良いと思う。やっていることは同じで、市販のアジャスタは穴をあける代わりにアタッチメントをつけてボルトを逃がすスペースを確保している。

1x4 材の場合は特に短い材に軽量物を乗せる用途になりがちなので、安くあがるほうが嬉しいと思う。