なぜ毎日、自ら不快になるようなことをしているんだろうと思うわけです。根底には「今辛い思いをしておかないと将来もっと辛い思いをする」という考えかたがあって、半ば強迫されるような感じでそう思って何かをやっているわけです。将来もっと辛い思いをするという部分は、なんとなくそう思っているだけなのかもしれない。今辛いというのは、現実の話だけど、将来の話は想像であって現実ではない。と思ってはみても、例えば仕事をしたくないからといって、即時で仕事をやめると、かなり近い未来において金に困ることは目に見えている。世代的に、就職難だ、仕事ってのはそうそうあるものではない、景気は悪い、と言われて育っているから、仕事がなくて金に困るのは本当に死ぬほど怖いわけです。そこで詰む。後がない。貯金なしでゲラゲラ笑いながら生活している、みたいな人を見ると自分は信じられない。

しかも自分ができるようなことは、第一次産業のように生活に必須のものというわけではない。にも関わらず、自分ができることを切り売りして仕事をしないと生活ができない、みたいなことになっている。変な話だと思う。自給自足の生活ができていれば、あるいは自信がつくかもしれないけれども、元からそういう生活をしていたわけでもないのに、今からそうするのは、株の不労所得で暮らせるようになるのと同じぐらい辛く感じる。結構前から詰んでいるのかもしれない。

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