JavaScript だと、デコーダだけ、エンコーダだけ、というのはあったり、GF(2^8) オンリーなものはあったりするんだけど、汎用的なのがなくて悲しかった。
Zxing (バーコード読めるアプリ) の実装を見てみたら、読みやすい上で汎用的な実装だったのでリードソロモン部分だけ Java → JavaScript の移植を行った。
https://github.com/cho45/reedsolomon.js
他の目的があって移植してたけど、目的がなかなか達成できないのでとりあえずこれだけ npm にあげた。
久し振りに単純な移植作業をやった。特殊な依存が特になくほぼ計算なので
- 型宣言を全部 var に
- インスタンス変数の参照に this. をつける
- System.arraycopy() を TypedArray#set() に置き換える
ぐらいを何も考えずに機械的に行なったい、テストもまるごと Zxing のものをパクって移植した。
覚書
(2が底なら?) 任意のガロア域を使えるようになっており、いろんな用途に使えそう。
new GenericGF(primitive, size, b) で作れるが、primitive polynomial (原始多項式) はビットで表現されている。
x^8 + x^5 + x^3 + x^2 + 1 という多項式なら、8 5 3 2 0 bit が立ち 100101101 となる。0ビット目は +1 を表現してる。これは一般的な表現方法らしく、このように表わされた状態を数字として 301 としたり 0x12d としたりするみたいだ。
http://octave-online.net/ で primpoly(6, 'all') とかやれば原始多項式を全部求められる。
あと、JT65 (6bit) は AZTEC_DATA_6 と同じっぽい。