オートレベリング、つまり加工前に加工対象の表面を一通り Probe して起伏のマトリックスを作る場合、Probe の速度をできるだけあげたくなります。理論的にどれぐらいまであげられるのか計算しました。
前提
- 1066.667steps/mm
- 1ms サンプリング (Machinekit)
計算
1066.667steps/mm なので、約937.5nmが最小ステップ(加工精度の限界)。
Probe のサンプリング頻度は 1ms ごと、つまり1kHz。これは servo-thread の実行間隔なので、実際はもう少し膨らむ(周波数は低くなる)。
1msごとに937.5nm進む速度が最も正確にProbeできる限界になるので、937.5nm * 1kHz = 937.5um/sec = 56.25mm/min。
式
サンプリングスピードを上げるほど速度をあげられ、精度が上がるほど速度が下がります。