書いてなかったけど追いうちノミも買ってた
ノミ 9mm 24mm
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常三郎 東秀石 台付鉋 白樫 60mm cho45
本職用 (すぐ使えないやつ) の60mmのカンナを買ってみたので仕込み (初期設定) した。ググったらやりかたでてくるし動画で説明してる人もいて良い時代。大工道具は基本的に初期設定が必要なものが多い。自分用の .vimrc 書くようなもんだ。
自分でやりかた説明してもしょうがない (しばらく二度とやらないだろうし、メモにしても将来結局ググりなおす) ので写真だけ
60mm (寸四) でも結構デカい。自分は手のサイズ小さくないほうだと思うけど持つと結構つかれる。これ以下のサイズだと小鉋になる。
新品は刃を叩いても出ないようになっているので、当たってる表なじみを削る。同様に抑え溝も削る。
表なじみはちょっとしか削ってない。抑え溝は結構 (0.2mmぐらい)は削ったかな
定規あててみた感じではガタつきもなく、削ってあって直す必要なさそうだったのでそのまま。
裏押し難しい……一応鏡面まで持っていったがこれで十分なのかよくわからない。
しのぎ面。軟鉄部分は鏡面にならないのか??と不安になったが、どうやら曇った感じであってるっぽい。鋼部分だけ鏡面になれば良いようだ。
鉋や鑿には裏に凹みがついている。これを裏すきという。なぜ凹みがついているかというと、裏の平面出しを楽にするためである。裏すきに対して、すいてない平面部分のことを裏押しという。(片刃の和包丁も同様に裏すきがある)
片刃の刃物は裏に完全に平面が出ていることが要求される。しかし実際に裏を全て平面にしようとすると、硬い鋼面であるうえに削る面積が大きく、途方もない時間がかかってしまう。
そこで、裏すきを入れることで、平面を出す必要がある部分を刃のごく近くに限定し、すばやく平面を出せるようにしてある。
鉋と比べると鑿はベタ裏でも問題がない。というのも鉋と比較すると鑿は刃の面積がそもそも狭いため、ある程度ベタ裏でも現実的な時間で平面が出せるからである。もちろん鑿の大きさにもより、大きい鑿ほど細い裏がついていなければ研ぐのが難しくなる。
裏すきに限らず、刃物類は「研ぎやすさ」の観点が大事になっている。硬い鋼と軟鉄を貼り合せて刃物を構成しているのも研ぎやすさに寄与する。すべてが硬い鋼だと大変な労力がかかってしまう。
ミニ鉋を持ってたけど表面仕上げには使ってなかった (削り幅が多い調整用途が多かった)。が、実はサンディングするより鉋がけで仕上げたほうがいいのではないかと思いはじめた、というのも
というメリットを感じたからだ。特に粉が舞わないのと静かなことは作業場を確保できない場合かなり嬉しい。
研ぎと調整さえ覚えればいい気がしているので試行錯誤している。