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マイクの逆相が耳でわかるという人がいて、人間の耳的にモノラル音を位相だけ聞きわけるというのはありえないので、どういうことなのだろうかとしばらく考えていたが、モニタ音をヘッドフォンで聞きながら自分の声でテストしているようだったので、自分の声(空間伝導+骨伝導)+モニタ音のミックスを聞いたとき逆相がわかるということなのだろうと理解した。

マイク1本の録音で位相が問題になることはないはず。別々のマイク複数本で録音する場合は問題になるが、そもそも音は遅いので音源とマイクの距離によってかなり位相ずれが起こる。

空気中の音速は気温20℃だと約344m/s。0.1m(10cm)進むと291μs遅れる。

波長は位相速度/周波数。1kHz なら波長は344mm。2kHzで172mm、5kHz で 68.8mm というぐらいになる。半波長ずれれば逆位相となるので、2本のマイクの音源からの距離が多少ずれただけでも大きな影響があることがわかる。

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↑USB 経由で外部入力デバイスを接続すると自動的認識され、カメラ上に案内がでる。

↑外部入力についての設定が追加される

ちなみに細かいことは設定できなくて、サンプリング周波数は 48kHz だった。このデバイスはステレオ(2ch)入力なので、動画にもステレオで記録されていたが、モノラルでどうなるかは試してない。

録画中はオーディオインターフェイス側からモニタ音もでる。録画開始しないとでないので混乱する。


ところで上で写っているオーディオインターフェイスは上海問屋で売っていた DN-10101という、このサイズにしては大変珍しいステレオ入力可能でノイズがほとんどないという優れたものなのだが、現行商品がなくてなかなか困る。乗っていたチップの開発元の VIA がこの手のをディスコンにしてしまったようだ。

しばらく「小さくて」「ステレオ入力できて」「ノイズがない」ADC の代替を探しているけど本当に全く見つからない。誰かぜひ教えてください。

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0.1μF 100V (おそらく) のフィルムコンデンサ。樹脂で覆われているので ニッパーやらカッターやらでゴリっとやると剥れる。リード側は強度のためか樹脂多めなので外しにくく、側面からやるといい感じ。


こんな感じで誘電体と電極が巻いてある。

アルミ箔っぽい。

  • フィルム+アルミ+フィルム(両面導通がない)
  • アルミ箔 (両面導通する)

というのが交互に重なっている。

重なっているのを剥して導通するアルミ箔だけの厚さを測ると9μm。家庭用の、いわゆるアルミホイルが11μmなのでそれほど変わらない。

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