駄目人間衝動

よくわからないけれど、駄目人間ってのは、駄目人間に向かおうとしてそうなると思う。とにかく全部駄目にしたい感じだ。もう駄目だって状況がどうしても必要だと思うようになることへ、こいつはもう駄目だと思われるように、本当はゼロへリセットしたいのだろうけど、それはうまくいかない。ゼロにするための努力があると、それができるとゼロへリセットする必要がなくなってしまうからだ。結果的に、誰かと関係を持ってしまった人間というのは、リセットしようとするとマイナス方向にまでいってしまう。そこで一度死に戻るか、本当にこの世界からいなくなる必要がある。

おれは今いまいち現実に生きているという感じがしない。ずっと夢の中にいるような感覚だ。どんどん駄目になっていく感じだ。しかし外に出て散歩をすると、風の匂いや虫の音、そこらの家から聞こえる生活音、肌に感じる空気の冷たさ、地上の明りに照らされる雲に幸せを感じてしまう。彼女なんていらないし、他の楽しいこともなくていいと思えてしまう。完全だ。維持できないが、このまま死んでもいいとさえ、感じられる。けれど生きている。

たぶん今日おれはそういうことからまた引き戻され、沈んでいくだろうけれど、それもまたおれが、ぼくが望んだことなんだろう。どうせまた徹夜をする。眠れないからだ。

集中せよ。なぜおれがやるべきことをできないのか。なぜ自分に甘えているのか。行動できないこと。「行動すればいい」がなぜ通用しないのか。努力すればいい、がなぜ通用しないのか。そういう彼らがどうしてそういうシステムを手に入れることができたのか。

でも大丈夫だ。どんなときだって死んだら全てが終わる。とことん駄目になっても、まだ生きたいと思うならそれでいい。

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