ある状態である対象に言わないほうが良い言葉というのは多々ある (言葉というか、それを含めた行動について)。「それをお前が言ったらダメだろ……」という経験は誰しもしたことがあると思う。個人対個人の関係において、お互いにだ。
前に書いたと思うけれども、バランスの話だ。
「言わないほうが良い言葉を言わない」ことを「思いやり」と呼び、それがない状態のことを「思いやりに欠けている」と呼ぶことにした。思いやりは正確に正しいわけではないので、思いやりがあることが必ずしも正しいとは言わないが、それがないことに鈍感なのは、思いやりに欠けると云えると思う。