食品安全委員会の QA によると、

大豆イソフラボンの安全な一日摂取目安量の上限値70〜75mg/日(大豆イソフラボンアグリコン換算値)

https://www.fsc.go.jp/sonota/daizu_isoflavone.html#19

と書いてある。150mg ぐらい摂取すると健康被害の影響があるかもしれないので、その半分を上限にしているらしい。ちょっと調べてみると、これが案外厳しい基準に思えたので記録しておく。

豆乳の大豆イソフラボン含有量

大豆イソフラボンアグリコン換算は以下のようになっている。食品表示にある「イソフラボン」はイソフラボン配糖体のことなので、換算して考える必要がある。

(例)大豆イソフラボン配糖体10mg×0.625 =大豆イソフラボンアグリコンとして 6.25mg

https://www.fsc.go.jp/sonota/daizu_isoflavone.html#8

ここで、一番メジャーな紀文の調整豆乳について見てみると、「イソフラボン 43mg/200ml」となっている。0.625 をかけて、26.875mg/200ml (大豆イソフラボンアグリコン換算値)

また、FAQ中の表に豆乳の含有量について記載がある。

(大豆イソフラボンアグリコンとしてmg/100g)
〜 省略 〜

食品名(検体数):豆乳(3検体)
含有量: 7.6〜59.4
平均含有量: 24.8

https://www.fsc.go.jp/sonota/daizu_isoflavone.html#6

紀文の調整豆乳はだいたい平均的な値の倍(訂正)


もし毎食コップ一杯の豆乳を飲むと、それだけで75mg/日を超える。もちろん他の大豆製品 (特に味噌や納豆) にも含まれるので豆乳単体でどうとはいえない。

なお、大豆イソフラボンアグリコンの一日摂取目安量の上限値、70~75 ㎎/日は、この量を毎日欠かさず長期間摂取する場合の平均値としての上限値であること、また、大豆食品からの摂取量がこの上限値を超えることにより、直ちに、健康被害に結びつくというものではないことを強調しておく。

https://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-singi-isoflavone_kihon.pdf

と書いてある通りなので、豆乳めっちゃ好きすぎる!!!とか、豆乳で必要タンパク質全部とるぞ!!みたいな意気込みがなければ、平均的には大丈夫なのかな。

主観による温度感

大人は毎日1日コップ一杯ぐらいは他に大豆食品をとっていても問題なさそう。妊婦や子供に対してはもっと気をつけるべきのようで、だぶん牛乳代わりに毎日飲む/飲ませるみたいな習慣はやめたほうが良さそう、というのが僕からみた温度感です。

キッコーマン飲料 調製豆乳 200ml×18本 - キッコーマン飲料(豆乳)

キッコーマン飲料(豆乳)

5.0 / 5.0

▲ この日のエントリ