仕事を中心にして考えてるのがそもそもの間違いだと思う。あたりまえだけど業務時間外は「自分の時間」であって、仕事のための勉強をする時間ではない。

前も書いたけど、趣味すなわち自分の時間で自分の意思によって主体的に行うことが一番重要なのであって、仕事はそれに付随しているものでしかない。

「趣味でやった結果がなんとなく仕事に役に立つ」は良いが「仕事のために趣味の時間を使う」のは間違えている。

僕が嫌だなと思うのは、趣味で好きでやってた結果仕事に役に立って金を稼いでいるケースなのにも関わらず、それを「努力」の結果だとしようとするところで、一見マトモそうな人でもこういうことを平然と言ったりするので気が萎える。あくまで、仕事に役に立つことに興味を持ってとりくんでいるのは「たまたま」なので、それでマウンティングかけるようなのはイライラしてしまう。

趣味と仕事が直結しているのは (たとえば自分もそうだけど)、基本的にはチートなので、あんまりおおっぴらに誇れることではなくて、たまたまそういう状態にあるというだけだと思う。まぁチート・ずると言うとトゲがあるけど、業務の視点からいえば残業して評価をあげるのとなんら変わらない。


コミュニケーションには非対称性があって、立場が違うと言っていいこととわるいことが変わる。趣味と仕事が結びついていなくても、ある行為を自分のためにすることかどうかというのが肝心だと思う。

経営者が「個人の時間を使わないと不利益があるぞ」というのは全くダメだし、もともと業務時間内だけでも十分成果が出せるような人はいるので、時間の使いかたに口を出すのは間違えてる。

とはいえ「個人の時間を使わないと不利益があるぞ」というのは正しい。このとき「今の仕事」だけで考えてはダメで、従業員的には1つの会社にバインドされるのを避けないといけない。このときにする「勉強」っていうのは業務すなわち所属会社のためのものではなくて、自分の生存のためのものでリスクヘッジのためにある。それが結果的に今の仕事に役に立つことはあるかもしれないけど、それは「たまたま」である。