手元にいろいろごちゃごちゃ溜ってしまっているワイヤー・ケーブルをリールにまいたりする。

リール部分

https://www.thingiverse.com/thing:2553062 これを使わせてもらった。

OpenSCAD は普通にインストールしているので、オンラインカスタマイザは使っていない。以下のように設定して出力

whole_length = 30;

//Which part would you like to render?
part			=	"both"; //[top:Top, bottom:Bottom, both:Both]
//Radius of the outer guard for the spooler
big_radius	=	30;	//[20:80]
//Thickness of the flange of the outer guard
flange_thick	=	2;	//[1:4]	
//Radius of the circle cutouts on outer guard
cut_radius	=	5;	//[0:20]
//Radius of the middle cylindrical cutout
small_radius	=	7.5;	//[2:50]
//Thickness of the winding area (where the cord will be)
winding_thick	=	whole_length - flange_thick * 2;	//[5:50]
//Cutouts count
cutouts_count	=	9; //[0:30]

これで一応出力して組むことができる。ただしちょっと小さすぎるみたいで、PLA だとハメる途中でパーツが割れてしまうことがある。割れてしまった場合ははんだごてで修正して使ってる。

それと長さだけ倍にしたものも出力した。この場合はさらに割れやすいので素材かスクリプトを変えたほうがよさそう

リールホルダ


クセが強いケーブルはリールに巻くだけだと緩んできてしまい、回転させながら引き出すことができない。このためリール全体を抑えこむようなホルダがあると、より便利に使える。

開口部は一度引き出してしまったワイヤを巻きなおすときや、内容量を確認するときに便利と思ってつけた。多少だがプラスチックの減量にもなる。

これは自分で Fusion360 でモデリングした。蓋はラグだけで支える軽めのスナップフィットにしてある。

部分的にパラメトリックにしてあり、倍の長さのホルダも出力してつかっている。

失敗作

これの前に別のタイプのリールホルダも設計して作ったのだけど失敗だった。

前述のとおり、クセがつよいワイヤは戻りが起きてリールからはみだしてしまうので、これぐらい自由だとどうにもならない。スズメッキ線とかならオープン型でもいいと思うけど、あんまり汎用性がない感じなので失敗作とした。

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  3. 電子工作用のワイヤを整理するためにリール・リールホルダをつくる

部屋の部分的な模様替えをしつつ3DプリンタをメタルラックのCNCフライスの上段に置いた。普通に机に置くよりなぜか静かになった。机の表面と共振していた音が消えた感じ。

(移動する前からだけど) 洗濯機用ゴム足と、プリントした振動ダンパをつけている。

さよならプリンタ (2D)

そしてこれと同時に2011年ごろに買った 2D のプリンタ (A3ノビが出せるもの) を捨てることにした。

本当にまるっきり印刷しくなってしまっている。プリントするメリットが昨今では本当にぜんぜんなくて、画質でいえば4Kディスプレイのほうが綺麗だし、画面の大きさでいっても 24インチモニタでさえA3表示はできる (ノビには足りない)。当然プリントコストは高いし、プリンタ自体の保有コスト(場所をとるということ)も高い。

写真は店頭プリントで充実しているし、書類もコンビニプリントがある。もはや個人で持つ必要がないデバイスでしょう。

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  3. 3Dプリンタの置き場所確保のために2Dプリンタを捨てる

買うまえからやりたかったことの一つとして、砂場で使える前方後円墳の型をつくるというのがあるのでやった。

子供と一緒に公園にいってやるべきたった一つのこと | photo - 氾濫原 とか書いてるけど、砂場にいって前方後円墳をつくるのが好きなんだけど、量産したいよなと思った。

プリント

おおむね上手くはいったが、下の辺が周期的に盛りあがってしまいノズルにあたることでプリントが汚なくなってしまった。いまいち原因がわからない。送出量が多すぎる・オーバーヒート・冷却不足のどれかだと思うが……

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子どものゼッケンに名前を書くみたいなクエストが度々発生します。これまではクリアファイルをカッターで切ってステンシルプレートを自作していましたが、3D プリンタを利用してつくってみました。(というか前につくったやつがどっかいって見つからなかった)

これをゼッケンにおいて上からマジックでなぞるという使いかたをします。

手順

  • Inkscape で適当なフォントで文字を描く
    • 大きさはなんでもいい
    • 基本的にできるだけ太い文字を使うこと (あればステンシル体をつかう)
    • 今回は Source Hans Sans JP の Heavy
  • 文字のアウトライン化 (Path → Object to Path)
  • 保存
  • Fusion360 で新規スケッチ
  • SVG をインポート
  • 島になってしまっている部分にブリッジをつくる
  • スケッチを終了して 0.2〜0.4mm 押し出す
  • 適当なサイズになるように縮尺をかける。このとき厚み方向には縮尺がかからないように不均等にやること
  • STL として保存
  • スライサで gcode にする

感想

クリアファイルだとあまりに柔らかすぎて実際に使ったときにはみだしてしまうことがあったが、PLA だと結構硬いので大丈夫で、利便性が向上した。

最低でも2層は出力したほうがいいと思い 0.4mm にしたが、0.2mm でもよかったかも

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先週から特に進捗がない感じがする。リハビリは継続してる。あいかわらず腫れてるように思う。

またの名をエクストルーダーのキャリブレーション方法

  • 10x10x5mm のソリッドモデルをSTLとして保存。大きさはあまり重要ではないが小さすぎると測りにくい。高さはそんなにいらない。5mm あれば十分だと思う
  • スライサで perimeter (壁厚さ) を 1、top layer を 0、infill を 0% にして gcode をつくる。bottom layer は適当でいいが崩れないように 2 layer はあったほうがいい。
  • 出力して冷えたあと、壁の厚さを測る
  • 設定した extrusion width / 測定した壁の厚さ * extrusion multiplier を新しい extrusion multiplier にする
  • 最初に戻って繰替えす

フィラメントごとにやる必要がある。手元の Prusa i3 MK2S 付属のPLAフィラメント(Silver) を使った場合、自分の環境だと 0.88 で適切だった。

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