クリスタルラダーフィルタとクリスタルの特性測定

  • LCR メーターで容量 Cp を測る
  • VNA で直列共振周波数・並列共振周波数を測る
    • VNA の CH0/CH1 に直列で接続する
  • VNA でR を測る。直列共振周波数付近で読む
    • VNA の Ch0 に接続して読む。狭スパンで見ればスミスチャート上の等Rにそって表示されるはず

f_s = 9.997753
f_p = 10.015550
R = 10.7Ω
C_p = 1.67pF

C_s = C_p * ( (f_p**2) / (f_s**2) - 1) //=> 5.950825783949261e-15 (5.951fF)
L = 1 / (4 * (Math.PI ** 2) * (f_s ** 2) * C_s) //=> 0.04258515389890184 (42.6mH)

これをもとに LTSpice などで等価回路を入力する。LTSpice の場合、xtal の記号はあるので、これ使うのが良い。といっても実体は C そのもので、右クリックで上記で計算した詳細パラメータを入力することで xtal の等価回路になる。

備考

C_s は fF (フェムトファラド) 単位と非常に小さいので、直接は測れない。C_p は pF、R は数Ωオーダーになる

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