最近の疑問:手ぶれなしの画像とは何か?

  • よく言う、焦点距離分の1が手持ちの限界っていうやつの根拠は?
    • ちょっと考えると 50mm と 100mm での画角の違いからシャッター速度も比例させて上げていかないといけないのはわかる
    • けど、そもそも 50mm = 1/50 の根拠って何
  • プリントされるサイズでブレているように見えなければいい?
    • つまり出力解像度によってどの程度ブレていいかは変わる
  • 等倍 (ピクセル単位) でみることが多いコンピュータ処理の場合は?
    • 観賞するという意味じゃなくて、画質評価とか
  • 高密度な素子を使っているカメラで撮影し、ピクセル単位で画像を見てしまうと大抵はブレているものではないのか?
    • じゃあ何ピクセル分ブレる程度が物理的な限界? → すくなくともこれが分ってないと画像の評価ができない
  • 22.5 * 15 = 337.5 mm^2 (APS-C サイズセンサの面積)
  • sqrt(337.5 / 10_000_000) ≒ 0.0058 (1000万ピクセルと仮定したときのピクセルあたりの一辺の長さ)

1000万ピクセルだとA4 350DPI (11.7 * 350 * 8.3 * 350 = 11895975.0ピクセル) ぐらい。

人間がカメラを固定したときの1秒あたりの角度ブレの範囲がよくわからない。ので検索。http://www.madlabo.com/mad2/kiyo/camera/index.htm からリンクされているニコンの昔のサイトに一応それっぽいことが書いてある。既に nikon のサイトからは削除されているので archive.org から

カメラにあまり慣れていない初心者の場合、約 5 度 / sec. という角速度で手ブレを起こすといわれます。1 秒間に 5 度傾くくらいのブレということです。

カメラの扱いに慣れた上級者でも手ブレを起こします。その角速度は約 2 度 /sec.。焦点距離 400mm のレンズを使い、1/100 秒でシャッターを切った時、2 度 / sec.のブレが生じたとしたら、フィルム面上での光の移動は140μm(マイクロメータ)ほど。つまり、B から B' までの距離(長さ)は 140μm=0.14mm です。

http://web.archive.org/web/20041205171355/http://www.nikon.co.jp/main/jpn/society/tec-repo/tr8-vr.htm

400.0 * tan(rad( 2.0 * (1.0 / 100.0) )) ≒ 0.14 ってことっぽい

50mm, 1/50 の場合、0.035 ぐらい (50だろうが100だろうが一緒)。どう頑張っても 6 (0.035 / 0.0058) ピクセルぐらいまたぐことになってしまう。1ピクセル程度に抑えるにはさらに6倍の速度の1/300sec以上が必要になる。(2.4段ぐらい)

  • 焦点距離分の1はたぶんL版の限界
  • 1080p (2073600ピクセル = 210万ピクセル) で出力するにしても焦点距離分の1は無理がある。3倍ぐらいの速度が必要 (1.5段ぐらい)

考慮しなかった、というかわからない点

  • センサー前のローパスでどの程度入力がぼかされているのかがわからない
  • ベイヤー配列
  • シフトブレ
  • ミラーショック

どっかに纏めサイトないの!!! どうでもいいことだけど気になって眠れない。

そういや、カメラの手ぶれ補正で、ブーンって音がなるのなんでだろ、って思ったら、あれは、振動させてコリオリの力を検知するジャイロセンサだかららしい。コリオリの力を計るっていう発想がすごい