前日まで伊勢神宮に行く気であったけれど、当日起きてみると、3時間も電車に乗る気力がなかった。無理して行くものでもないのでとりあえずそれはいいのだけれど、あまりにも晴れでもったいなくて、いろいろ検討して日吉大社に行くことにした。
日吉大社は延暦寺の近く (というか守護神社) なので、強い神仏習合色があるのかと思ったけれど、そんなにそれを感じるものはなかった。合掌鳥居と、入母屋系の社殿 (日吉造(ひえづくり)) ぐらい。屋根は檜皮葺きだし、古くて彩飾が少なく、落ちついていて良かった。
八王子山にも登ったので結構疲れた。
東本宮 (左は樹下宮本殿、中央は東本宮拝殿、右は樹下宮拝殿)
日吉造、東本宮本殿裏
日吉造、東本宮本殿横
東本宮奥にある流造りの社殿 (大物忌神社)
樹下宮本殿の狛犬
日吉造は横に長いので、迫力があって、男らしい感じがした。一方で屋根の曲線が優雅なので、優しい感じもした。
境外に日吉東照宮というところがあり、そこにも行った。日光東照宮にさきがけて造られたものらしい。こちらは明治になるまで延暦寺の管理下だったようだ。屋根が銅瓦葺きで、色がたくさんついてる。昇殿させてもらえるので中も見たけど、中も仏教色が強い感じだった。期待していたよりも、静かでいい神社だった。写真はない。
そのあと近江神宮に行って帰ってきた。近江神宮はかなり新しい神社 (70年前) で楼門が派手だった。あと思ったよりデカかった。昭和にこんなものを造ることができたってことに驚いた(太平洋戦争の前であるとしても)。
土曜日に小石を靴に入れたまま歩いてしまったがために、左足の裏が激しく痛くてなかなか歩くのが大変だった。正直伊勢神宮には行かなくて良かった。