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『ひみつの階段』紺野キタ
少し前に書いた日記のブクマコメントで、こちらも良いと言ってらしたので買ってみた (他にも数冊買った、徐々に読むつもり)。
まだ2の途中なのだけれど、こちらのシリーズも心の底からじわっと沸いてくるものがあって、素敵だ。ある種、こういう、心から感じられるものには、いくらか共通点があり、例えば、本作で「ヨソイキの服」と「ひとすくいのきれいな水」というフレーズがでてくるが、それぞれ僕が好きな「よそ行きに着替えておいでよ (Good Dog Happy Men)」というフレーズや BURGER NUDS のテーマである「冷たい水」を想起してリンクするし、あるいは、この作品は古い寄宿舎が舞台だけれども、古い何かしらに感じる、ある種の懐しさみたいなのが良く滲みでていて、これを読みとるときの感覚というのは、神社を巡って、スッっと心穏かになるときと一緒なのだ。
というのが出てきて、正確な世界の捉えかただと深く思った。