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花はたいていいくつかまとまって咲いているものです。その中のどれを見るか、どれを好きかってのは見る人の問題です。不思議なもんで花は、人間とは形が全く似ていないにも関わらず、表情、例えば明るいとか哀しそうとか、そういうのがありますね。
『夜の童話』紺野キタ
これもまた大変良かった…… 何度も読みかえすだろうという感じ
最後に表題作が入っていて (全体はショートストーリーのオムニバム)、終わりかたがなんともいえない。例えばこう、自分が結婚して家庭を持つと半分こうなりそうだという気がして冷や汗がでた。ただ自分の場合がダメなほうに転がるのでポジティブには終わらないだろうなと思ってしまった (だから半分)。まあそれは置いといてとてもいい話です。
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『つづきはまた明日』をまた読みなおしたけれど、やっぱりいいなあ。1巻は前も書いたように佐保が杳の気遣いに気付くところが本当に好きだ。2巻は「手がつめたい人はねえ」からはじまるくだりでぐっとくる