ジェーン・エア(下) (新潮文庫) - C・ブロンテ

C・ブロンテ

3.0 / 5.0

読み終わった。結局二ヶ月ぐらいかけて読んでいてうける……

あらすじと結末を知った状態で読んでいたので、後半はあんまり面白くなさそうかな、と思っていたけれど、そんなことは全然なくて、後半における、リヴァーズ姉妹とジェーンの共感の流れ (要するに血縁の伏線) や、彼らが少ない親戚とわかったときのジェーンの高揚っぷりが、なんというか、生の実感を伴っていて、すごく良かった。

結末は暗さを残すもののグッドエンドっぽい終わりかたなので、悪い気はせず、だからといって、何もかもが良かったとはいえず、非常に好みにあっていた。