YAESU の無線機のエレキーはどうやらちょっと一般的なものと挙動が違うっぽい。なんか打ちにくいなと思ってエレキーキットを買ってやってみたけど、やっぱり違う。
実際打ってみた実感としてこんな感じかな、というので正確ではないかもしれないけど、入力は - が長点キー、. が短点で、実際のキー出力 # がオン、_ がオフだとすると、
# YAESU
in: --------
out: ###_###_###_
(符号後のスペースのタイミングでキーが押しっぱなしだと、キーがメモリーされてしまう)
# 一般的なエレキー
in: --------
out: ###_###_
(スペースのタイミングでキーを離すと符号が途切れる)
in: ---------
out: ###_###_###_
(符号が出てから離さないと出力がない)
同じように、同じ入力でも出力が変わる
# YAESU
in : -. -.
out: ###_#_###_#
(最初の長点が終わった瞬間、メモリーされた短点が呼びされるので、その瞬間次のキーの予約ができる。つまり実際に点が出る前に予約可能になる)
# 一般的なエレキー
in : -. -.
out: ###_###_#
(YAESU と同じように入力すると、メモリーが上書きされるので短点入力が無視される)
in : -. -.
out: ###_#_###_#
(短点をちゃんと聞いてから打つ必要がある)
この挙動の違い、些細に思えるかもしれないけど、実際やってみるとなかなかやっかいで、YAESU 式のエレキーだと、かなり早めにキーを離すイメージをしないと余計な点が出やすい。特に短点の場合、短点は100msecもないので、脳で聞いてから離すと指が追いつかない。頑張って前の符号が終わった瞬間に離さないといけない。
一般的なエレキーのほうは点が出終わってからキーを離してもいいので、慣れやすいように思う。一方あせって早く打ちすぎると符号が消える。
長点短点1点メモリー、スクイズと、外に出る機能ではわからないんことがある。
これ、いずれか一方に慣れると、もう一方ができなくなるのでつらい。しばらく YAESU 式のほうで訓練してようやく慣れてきたけど、一般的なほうに直すかどうか悩んでる。リグ内蔵のキーヤーを使えるほうが面倒くさくないけど、結構普通のほうがいい……
メリットデメリットを考えると
YAESU 式
- メリット: C, Q など、メモリーを活用するとき正確に符号を出しやすい
- デメリット: E I S H が出しにくい
一般的なタイプ
- メリット: 聞いてから離せばいいので落ちついて打てる
- デメリット: C, Q などを打つとき特に落ちついて打つ必要がある
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YAESU の無線機のエレキーの挙動