オーディオと違って見ればわかる画像評価だと比較的オカルト用語は少ないはずだけど、意味不明な表現は多々あって混乱するので自分なりにまとめた。たまに意味不明表現のオンパレードのレビューとかあってよく書けるなあと思う。

色のり

  • 意味不明度: 10
  • 関係要素:レンズ

レンズ内での乱反射の影響によるコントラスト低下とか、透過特性とかだと思うが人によって何を指してるのかハッキリしない。しかも色情報は現像時パラメータが支配するのでデジタル世代とされているレンズならあまり気にする必要ないはず。

なおボディ側についても「色のり」って言う人がいるっぽいがこれは想像しても何を指してるのがわからない。メーカーが設定した現像パラメータのことを言ってるのか、階調のことを言ってるのか。

空気感のある描写

  • 意味不明度: 5

たぶん「その場にいるかのような感じ」を空気まで写っているような感じだと表現してるんだと思う。言いたいことはわかるけど、空気は透明なので写すことはできない。

収差が十分補正されていて、レンズ内乱反射が少なく、分解能が高いことを総合して言ってるはず。

ヌケのよさ

  • 意味不明度: 5

「空気感」とほぼ同じ。しかし青っぽくするとヌケがよいとか言われることもあるのでこれもハッキリした定義がない。テキトーに言ってるだろ……っていうのが伝わってくる表現。

カリカリ

  • 意味不明度: 3

分解能が高くてコントラストが高いことを言ってる。MTF 曲線の結果がそのまま反映される感じ。

否定的な意味で使う人もいる (例:「カリカリすぎてポートレートに不向き」)。アナログ時代ならともかくデジタルなら後処理でシャープネスを下げるとか明瞭度を下げるとかできるので気にしなくて良い。分解能を下げるのは簡単だけど、上げるのは難しい。

眠たい

  • 意味不明度: 2

これは明確にコントラストが低いことを言ってるのオカルトでもなんでもないが、それなら眠たいとか言わずに「コントラストが低い」と言えば良いのでクソ表現だと思う。

立体感

  • 意味不明度: 2

階調が綺麗に出てる状態のことを言っていると思う。レンズは階調に影響しないので、レンズの性能とは無関係でセンサーの性能になる。

なぜポリティカリコレクトネスとか叫ばれまくってるくせに「このプロジェクトは英語でだけ書け!」みたいなランゲージハラスメントがまかり通っているのか?がよくわからない。心掛けとしてそのほうがスムーズだよ、ぐらいならともかく、絶対特定の自然言語で書けってのはPCに反しないのが気になる。PC自体が意味不明なことが多くてつらいんだけど、反してるとボコボコにされるし、一方で「これは反してないの?」みたいなのもなんかヤブヘビだし、なんかなあって感じ。

結局PCによっても自分が感じる不愉快感は解消されない (自分の意見はないがしろにされつづける) という感じで個人的には納得感がなく、ただ殴られたくないから気にするというだけになる。