最近でた安い4Kディスプレイはサイズ違いで2つある。価格もすこし違うがだいたい一緒で、サイズだけが違う。
スペック
4K は 16:9 なので、横に長いタイプしかない。
- 185ppi
- 527.04 mm x 296.46 mm
- 163ppi
- 596.74 mm x 335.66 mm
検討
24インチでもA4 (210 x 297)見開き (=A3 420x297) 原寸表示は可能。ただし、A3ノビ (483x329) は原寸表示不可 (ノビ分はトンボ用なので、実質的には問題ないと思われる)
一般向け写真プリンタではA3ノビが限界なので24インチで十分な画面サイズといえる。
ppi 的には高いほうが正義なので、24インチのほうがいい。デスクトップ用だと 200ppi ぐらい欲しい気持がある。
一方、dot by dot で使った場合、ppi の高さは UI 文字の読みにくさに直結する。この点でいくと、単に広い画面が欲しいなら、27インチのほうがいいかもしれない。視力の良さにかかってる。
ref. 500 Can't connect to lowreal.net:443 (certificate verify failed), 500 Can't connect to lowreal.net:443 (certificate verify failed)
結論
今のところ視力はそこまで悪くないし、A4見開きができるなら、24インチで十分と判断。
買ったあと
画面を見た感じでも24インチで良かった。それと 27インチと 24インチは、横に並べてもそれほど大きさに違いはない。ppi 優先で良さそう。
Mac での罠
自分の Mac は MacBook Pro 13inch Late 2013 なのだけれど、この機種は 4K で出せることは出せるのだが、30Hz までしか出せない。しかも出すためにちょっとコツがいる。以下の通り
- ディスプレイのOSDで MST の設定を Secondary に設定する
- システム環境設定の「ディスプレイ」から該当ディスプレイの解像度を
- 1920×1080 に設定 (自動でRetina設定になる device pixel ratio が2)
- 3840×2160 に設定 (「変更」のラジオボタンを選択した状態で、もう一度 Option を推しながら「変更」のラジオボタンをクリックすると選択可能になる。device pixel ratio が1)
これで 30Hz で2通りのフル解像度使うことができる。ちなみに 30Hz はマウスカーソルが結構カクついて見えたりする。動画とか見ないなら問題ないけど、動画見るなら不満がありそう。
3840×2160 にするとかなり広大だけど、他のモニタとのバランスが難しくなる。とはいえ、文字読めないレベルではないので、UI を小さくして情報量をあげたい場合、こちらのほうが良いと感じる。というか、Retina 設定のフルHDだと狭い。PDF 読んだりするときは、ウィンドウサイズを広げて拡大すれば Retina と同等になるので問題ない。アプリケーション側の拡大機能を活用したほうがいい気がする。
キャリブレーション
元からキャリブレーションされた状態で出荷されるっぽくて、キャリブレーションの結果表が同梱されてる。
とはいえ一応手元でキャリブレーションかけなおしてプロファイルを作った。色域は確かにほぼ sRGB 全域が出てるっぽかった。普通に綺麗なので問題ないかんじ。
トリプルディスプレイ
上記の通り、4K では 30Hz までしか出せないので、さらにディスプレイを繋いで表示できるか不安だったが、DELL U2713H (2560 x 1440 60Hz) 繋いで問題なく使えている。こちらは 4K と同時に使っていても普通に 60Hz でいけるので、転送速度の問題ではないと思うんだけど、4K のときだけなぜか制限がかかるっぽい。謎。
ppi まとめ
- MacBook Retina 13.3in = 227ppi
- MacBook Retina 15.4in = 220ppi
- P2415Q 23.8インチ 185ppi
- P2715Q 27インチ 163ppi
- U2713H 27インチ 109ppi