初めて移動運用してみたのでその記録

アンテナ

VCH アンテナと呼ばれるものを作った。全体でλ/2のオフセンター給電のアンテナで、コイルで短縮したり、グラウンドにエレメントを置くことでインピーダンス調整するというもののようだ。

ほぼ設計通りに作った。コイルは100均で買ってきた小さめのシャンプー用ボトルがφ65mmで材質がPETだったのでこれにした。巻いたコイルは 1.5mm アルミ線を自在ブッシュに (2.5mm 間隔) 31T ほど。約 34μH にするらしいので、一応 LCR 計で計って確かめつつ、1ターン多めに巻いてる。

上エレメントは1.5D-2V、下エレメントとグラウンドエレメントは0.75の普通の電線。一応フロートバラン (1.5D-2V の 12回巻き) も作った (が必要なかった)。

河川敷

なんとかそこそこ近所でいい感じに広いところがないか探したが案外そういった場所は少ない。

午前中、河川敷の鉄道の高架近くに設営してみたが、バンド内のノイズがひどすぎるのと、そもそも電車が通るたびに全く聞こえなくなるのでそそくさ撤収して帰宅。

夕方になって、今度は近場の公園をいくつか回ってみたが、先客がいたり、設営できる場所がなかったりで諦め、ふたたび河川敷をうろうろして場所を探し、適当な場所に設営してみた。

アンテナアナライザーを忘れたため、内蔵ATUで送信可能にし、30分ぐらいの運用時間で、9局ほど交信してもらった。3W〜4W しか出していないが、普段自宅から50Wで出している電波よりも強く出ているように感じた (コンディションの違いもあるだろうけど)。

河川敷は開放感があって気持ちがよく。案外集中できて良かった。問題はレジャーシートが必要なこと。アンテナ固定する方法がなかなかないこと (今回既存の設置物を使って固定したが、場合によっては怒られそうなので三脚持っていったほうがいいかもしれない)

公園

公園でも試してみようということで、やってみた。交信というよりもアンテナの調整をしようという気持ちでいって、いろいろ試してみた。

結局、バランをつけず 2m 程度のケーブルを使って給電すると 7MHz 帯の CW あたりで、同調しつつ SWR が落ちきってくれるみたいだったので、これでちょっと運用した。

裏で XPO コンテストが走っていたため、近隣の人からはあまり呼ばれず。5W 出しての運用だったが、愛知県や佐賀県など、ちょっと遠めの地域から、599 以外のレポートを丁寧にしてもらうという感じだった。これはこれで大変楽しい。

バンド内がかなり混んでいて、混信をうけつつの交信になったがなんとかなった。混信がひどくなって CL。

10MHz か 14MHz にも同調するかとちょっと試してみたが、10MHz はある程度うまくいくが 14MHz にはうまく同調しなかった。グラウンドエレメント側が長すぎるのかもしれないが、用意が悪くて試行錯誤ができなかった。課題。

公園は案外人の出入りが気になって集中し難い。また、居住地に近いため不審者扱いされそうで怖い。世知辛い世の中なので、不審さをなくす努力がいる。

まとめ

河川敷での運用は条件が良ければ、本当に最高に気持ちが良いのでまたやりたい。

あとは他にも良さそうな移動場所が近場にないか探したい。以下のような条件にマッチするのがベスト

  1. 人が少ない (迷惑がられる確率を下げたい)
    • この点、河川敷は車で来て騒いでる人がいるので敷居が低い
  2. 固定に利用できそうな設置物がある
  3. 開けている
  4. 椅子がある
  5. 水場が近い
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結論から言うと、DN-10101 は (商品ページには書いてないが) ステレオ入力可能 (ステレオマイク入力)。これはおそらく SD-DAC63095 や USU08B という型番の商品と同じようで、中身は定評のある VIA チップのようだ。中国製品は外見が同じでも中身が全然違うコピー製品もたくさんあるので結構買ってみるまでわからないところがあって、ちょっとした賭けになってしまうけれど、この製品はアタリだと思う。

上海問屋からメール便で買うとマニュアルがないが、以下から英文マニュアルはダウンロードできる。

書いてある通り、このデバイスはステレオマイク入力が可能なので、SDR 用の入力デバイスとして利用できる。96kHz 24bit サンプリングかつステレオ入力ありの小型デバイスというのは世界的に殆ど存在せず、国内販売されているものでは現在唯一といえそう。本来もっと安いが、安いが故に個人輸入すると送料でかえって高くつくので上海問屋で買うようが納期が安定して良い。

KX3 と繋いで SDR 用のサンプリングデバイスとして使ってみたけど何の問題もない感じ。ものすごい変なノイズとかはない。写真の通りかなり小さいので、持ってでかける用途によさそう。

ただ、マイク入力端子は3V程度直流がかかっているので、カップリングコンデンサが入ってないLINE出力な機械に繋ぐとまずそう。KX3 は 10μF 入ってるので大丈夫っぽい。

出力端子もノイズ少なくて良いけど、どうも手元の Mac だと 24bit 出力はできなかった。16bit なら可能。

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  3. 上海問屋で売っている DN-10101 はステレオ入力可能か?
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と、購入から一ヶ月ぐらいかかった (思ったより早かった) が、無事に免許が下りたので運用できるようになり、7MHz帯で2局交信してもらった。

1局目はかなり近い局で、こちらには599+ぐらいで入っていたが、最初5Wで呼んだけどフルコピーできないようだったので10WにQROして599BK。ちゃんと電波出てて良かった。

2局目は CQ を出していたら、山形の局が呼んでくれた。10Wだとどれぐらい熱くなるかなあと思いながら送信してて、あんまり応答に期待はしてなかったけれど (50W でもなかなか呼んでもらえないので)、結構すぐに応答があってテンパってしまった。599BK のつもりで打っていたけれど、向こうの局がQTHやハンドルを送ってくれてコピーできたので、せっかくなのでこちらからも送らせてもらった。ハンドルだけでもわかるというのは感動的 (聞きとれた!というのと、やはりハンドルを知れると相手に親近感が沸く)。


最近練習するときは25wpm〜35wpmぐらいでやっているのだけれど、実際のところは 18wpm ぐらいでやっとソリッドコピーできるかな、という感触なので、18wpm でCQ出すのが今の僕には適切そう。

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