今まで、トランス2個とボリュームと少々の部品だけのインターフェイスで、VOX でデジタル運用していたが、音声もデジタル用の入力から入れようと思いはじめた。
というのも、マイク入力からだとデジタル入力からよりも、無線機内部での入力の増幅率が高くSN が悪化するのと、音声を一旦 PC に入れてDSPをかけて出力する際、デジタルモード用のインターフェイスに出力するほうが接続が楽になるからだ。
そういうことをしようとすると、VOX ではなく PTT をスイッチにして明確に切替えたくなるので、デジタルモードのPTT制御も含めてちゃんと作った。
USB シリアルモジュールの RTS を PTT 出力として使い (他は全く使わない)、手動PTTもRTSを手動で制御するようにした。その後にフォトカプラを入れ、PC側とは絶縁している。
また、この機会に入りこむノイズをできるだけ減らそうということで、USB 延長ケーブルを使って、USB オーディオデバイスの位置を延長し、無線機用のインターフェイスを5cm程度の極短いケーブルに変えた。これでブーンという音が入りこむのを抑えることができた。
あと、トランスの入出力にもフェライトビーズ(チップインダクタ)を入れて、送信時の回り込み対策を強化しておいた。
残念ながら、リグの内部雑音が結構あるみたいで、無音(マイクショート)しても送信状態にするとホワイトノイズが少々送信される (PWR メータは全く振れないが、近くの別の無線機で最大感度に設定すると十分聞きとれるレベル)
あと、シリアル通信か、オーディオインターフェイス由来かわからないが、USB か何かから少し高めの音のノイズが規則的に入るのが気になるが対策できていない。ノイズ対策は難しい。