細い回線で Chrome のダウンローダだとうまくレジュームできないことが多々あって厳しい。キャンセルするとダウンロード途中のファイルが消えたりするし (余計なお世話だ)、大きなファイルはダウンロードしにくい。

ということで、curl でダウンロードすることにする。特にログインセッションが必要でなければ普通にやればいいが、ログインセッションが必要な場合、いちいちヘッダを全部書くのはだるいので、一度 Chrome 上で開発者ツールを開き、リクエストを発生させてすぐキャンセルし、Network ペインで該当リクエストを右クリックして Copy as cURL すると早い。

そのうえでお尻に -o filename -C - をつけてやる、つまり

$ noglob curl... -o filename -C -

curl... の部分はペースト。noglob は念のためつけておく。-o filename でダウンロード先ファイル名を指定し、-C - でレンジリクエストによるレジュームを有効にする。-C オプションはハイフンを指定すると、-o で指定したファイルの大きさから判断してレジュームをかけてくれる。ファイルがなくても -C オプションはエラーにはならないので、はじめからつけておいて良い。

Current Speed が0ちかくになったらやりなおせば良いし、ログインセッションが切れたら、ログインしなおしてクッキーを取得し、同じファイル名でレジュームを続ければ良い。

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雨の日は走らない自転車通勤

自転車通勤を検討しようと思っても「雨の日は走らない」を前提に考えると「果たして定期券よりも安いのだろうか?」と不安になる。

そこで、過去30年の降水履歴を考慮しつつ、自転車通勤 vs 通勤定期のコスト差を出してみることにした。

定期券の場合、通勤にかかるコストは定期券料金だけである (普通は6ヶ月分を一括で買うが、この場合半額ぐらいになる)

雨の日は電車通勤する自転車通勤の場合、晴れの日の駐輪場料金のほか、雨の日の往復電車賃がかかる。

計算

Polymer 使って書いてみた

各値について

入力
  • 定期代:定期代
  • 期間:定期を買う期間
  • 雨天時往復料金:雨が降って自転車通勤しないときの往復料金
  • 駐輪場料金:晴れていて自転車通勤するときの駐輪場料金
  • 開始日:この日から定期の期間分の間の降水確率をもとめる
出力
  • 総通勤日数:期間中の土日を除いた日数
  • 期間中平均降水確率:1mmでも降水がある確率
  • 期待自転車通勤日数:雨の日を除く通勤日数
  • 損得分岐日数:この日数以上は最低でも自転車通勤しないと定期よりも損をするという日数

実装

降水確率

無駄に統計データを集計して使っている。

気象庁の統計データが csv でダウンロードできるので

http://www.data.jma.go.jp/gmd/risk/obsdl/index.php#

  • 東京
  • 1985-01-01 - 2014-12-31 までの29年
  • 降水量の合計
  • 日別

を選択してダウンロードし、日付単位で集計し、1mm でも降水があったら雨として降水確率を出している。29年なのは、1回でダウンロードできる限界だったから。

https://dl.dropboxusercontent.com/u/673746/Screenshots/2015-06-03%2010.34.39.png

Polymer

独自要素の style is="custom-style" は template 直下におかないと効かなくてハマった

this.notifyPath("obj"); だと obj の各キーに対する notify にならないらしく、this.notifyPath("obj.foo"); とかやる必要があった (this.set("obj.foo", newValue))

flex layout のドキュメントがどこにあるのか謎なので、iron-flex-layout/classes/iron-flex-layout.html を見る必要があった。

あとは特にDOMを複雑にいじるようなことはしていないので、非常に簡単に書けた。データバインディングがあるとこういうのはらくちんでいいですね。

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  3. 定期券を捨てて自転車通勤にして本当に金を節約できるか?

なにを入門するにせよ、とりあえず最小構成を確認したい、と思う人はいるでしょう。何を隠そう、僕もその一人です。

index.html

<!DOCTYPE html>
<html>
        <head>
                <title></title>
                <meta charset="utf-8"/>
                <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0, maximum-scale=1.0, user-scalable=no"/>
                <script src="bower_components/webcomponentsjs/webcomponents-lite.min.js"></script>
                <link rel="import" href="bower_components/polymer/polymer.html"/>
                <link rel="import" href="bower_components/paper-input/paper-input.html"/>
                <link rel="import" href="bower_components/paper-material/paper-material.html"/>
                <link rel="import" href="bower_components/paper-styles/paper-styles.html"/>
        </head>
        <body class="horizontal center-justified layout">
                <dom-module id="my-app">
                        <template>
                                <div style="width: 300px">
                                        <paper-input label="Foo" type="number" value="{{foo::input}}"></paper-input>
                                        <paper-input label="Bar" type="number" value="{{bar::input}}"></paper-input>
                                </div>
                                <div class="result">
                                        Foo: <span>{{result(foo, bar)}}</span>
                                </div>
                        </template>
                </dom-module>

                <paper-material elevation="1" style="padding: 20px">
                        <my-app foo="1" bar="1"/>
                </paper-material>

                <script>
                        Polymer({
                                is: 'my-app',
                                properties: {
                                        foo: Number,
                                        bar: Number
                                },
                                result : function (foo, bar) {
                                        return +foo + +bar;
                                }
                        });
                </script>
        </body>
</html>

bower.json

{
  "name": "my",
  "version": "0.0.0",
  "authors": [
    "cho45 <cho45@lowreal.net>"
  ],
  "license": "Public Domain",
  "ignore": [
    "**/.*",
    "node_modules",
    "bower_components",
    "test",
    "tests"
  ],
  "dependencies": {
    "paper-input": "PolymerElements/paper-input#^1.0.0",
    "paper-button": "PolymerElements/paper-button#^1.0.0"
  }
}


これら index.html と bower.json を特定のディレクトリにおき、bower update をかけてから、ブラウザで 直接 index.html をひらけば、なんとなく動く。

ただこれだと、せっかく Polymer を使っているのに、Chrome 以外でうごかない。というのも、HTML Import によって Polymer の依存が解決される前に (native で HTML Import が実装されていないブラウザでは) Polymer() がある script 要素が実行されてしまうからのようだ。dom-module を定義する場合 index.html で定義せず、別ファイル (app.html とか) にして rel="import" し、index.html では要素を書くだけでスクリプトは書かないのがセオリーのようだ。

どうしてもペライチのまま動かす場合、以下のように WebComponentsReady のタイミングで Polymer を呼べば、その後該当する要素はコンポーネントとして扱われて正しく動くようになった。

document.addEventListener('WebComponentsReady', function() {
    Polymer(...);
});

当然このまま動かすと、依存する html ファイルや css をたくさんリクエストするが、本当にちょっとしたアプリなら気にするほどでもなくとりあえずこれで開発して、あとから考えればよさそう。

Polymer のざっくりした考えかた

アプリケーションはコンポーネント(と呼ばれるエレメント)の集合体であり、アプリケーションもまた1つのコンポーネント(エレメント)であるというのが Web Components の考えかた、だと思う (コンポーネントの定義が見つからなかったので、正しくないかもしれない)。

Polymer は Web Components そのものではなく、あくまで Web Components の概念をベースにしたフレームワークなので、とりあえず Polymer は Polymer として使いかたを覚えたらよくて、Shadow DOMガー! とかいって Shadow DOM が何かを知る必要はない。というか Shadow DOM のポリフィルは使ってない。Polymer は双方向データバインディングの仕組みが template 要素を使って提供されているが、データバインディングの仕組みは Polymer 独自であり、標準化されているものではない。

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