商店街を走っていた。向かうところがあるのだ。日はまだ完全に昇りきっていない。にもかかわらず店は開いているし、人は多かった。

ときおり変な場所を通る。チーズを使った商品だけを扱うファーストフード店がある。緑の地に白の文字で店の名前が書いてある。数名しか座れないカウンター席と、二人がけのテーブル席が二つある。店内は殆ど満席だ。もちろん僕は急いでいる。食べずに裏側に抜ける出口をくぐる。階段状になっていて、妙に狭い。蝋でできた商品サンプルがある。出るときには周りにあるものに気をつけて出なければいけない。そして狭い商店街にまた出る。まだ先だ。まだ僕は走る必要がある。もっと先にある何処かに行かなくてはいけない。そこで誰かが待っている。

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