プラネタリウムを聞いてみたのだけれど、どうもメインストリームが終わってしまった感じがする。すごくする。いやまあ、ユグドラシルぐらいからちまちま思っていたことだけれども。

BUMP OF CHICKEN のメインストリームのキーワードは「自己の対比」だと思っているのですけれど、プラネタリウムにはそれが全く感じられないし……オンリーロンリーグローリーがぎりぎり感じられる限界。初期のころでもメインストリームから外れたものはあった (例えばアルエ) のだけれど、なんかもう最近ぜんぜんない。いいたいこと言っちゃったっぽい。

以下俺がメインストリームだと勝手に思っている唄のリストと対比されてるもの

Danny
I - Danny
ガラスのブルース
僕 - ガラスの目をした猫
ランプ
ランプの少年 - ランプ (ハロー、ハローと呼びかける声)
ベストピクチャー
日当たりのいい絵描き - 日当たりの悪い絵描き (歌詞の意味がうまくとれないんだけど……)
K
絵描き - 黒猫
ダイヤモンド
僕 - 置き去りにしてきた弱い僕
ラフメイカー
泣いてる青年 - ラフメイカー
天体観測
僕 - 震える手を握れなかった過去の僕 (≒君; 同一の存在ではないけど、「君」にダブルミーニングされてる。最後の君と二人追いかけているの「君」は過去の僕。)
ハルジオン
虹を作っている人間 - ハルジオンという花
ダンデライオン
ライオン - タンポポ
ロストマン
僕 - ロストマン (選んだ道をたどってきた「僕」に対比される、選ばれなかった道をたどった「僕 (=ロストマン)」)
オンリーロンリーグローリー
僕 - 僕の中で一人で生きていた僕 (かなり直接的。これで言いたいことはいいきったのかもしれない)

最終的に、二つの対比は合体することが多いと思う。ダイヤモンドや、天体観測、ロストマン、オンリーロンリーグローリーは、それぞれその腕で ギュッと抱えて離すな君と二人追いかけているさぁ 行こうか ロストマン呼吸を始めた、僕と共に二人でと唄っている。これが一番いいたいことなのかな。

言うまでもなくランプが一番好きな唄。この唄は一見希望的かもしれないけれど、実際のところかなりキツイ唄だ。どうにもこうにも、最終的に闇に凍えるこの身を救う 最後の術は この身の中になので、「お前はとりあえず自分でなんとかするんだよ。他に方法はない」ってことなんです。「ランプの声」が聞こえない人間、あるいは「ランプの声」が聞こえたとしてもそれを「ベストフレンド」や「頼れるパートナー」だと思えない人間は困りますねって話。

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