なんで抵抗で違う電圧がとりだせるか不思議だったんだけど、やっと分かった気がする。7Ωと3Ωを直列に接続 (合計10Ω) し、10Vの電圧をかけたとき、この回路に流れる電流は、10V / 10Ω = 1A (オームの法則)。この電流は、それぞれの抵抗値に関係なく、どちらにも同じだけ流れている。7Ωの抵抗に電流1Aが流れているわけだから、オームの法則により 7Ω * 1A = 7V の電圧がかかる。3Ωの抵抗も同じく 3Ω * 1A = 3V の電圧がかかってる。そんなわけで、抵抗によって 7V と 3V に分圧されるらしい。

あと、抵抗による分圧と、抵抗の電圧降下は全く同じことをいってることがわかった。一回図を見るとアタリマエジャンとか思いそうになる……

でも、実際抵抗分圧による正負電源とかを作ろうと思っても、分圧のための抵抗をどの程度にすればいいかわからなくなる。10Ωだろうが1MΩだろうが分圧できるよなぁ。9V を ±4.5V にするのに 4.7kΩとかをよく見るけど、なんで 4.7kΩ なんだ……使う回路に流れる電流量 (+α) とかかなぁ……すなわち 10Ωだと 0.9A 回路に電流流せるけど使わない分だけ熱になって無駄とか、そういう? わからん。

ref. 4電圧降下

モノはためしなので、定電圧電源で 10V を作り、同じ抵抗値の抵抗二つで分圧・テスターで測定してみた。

1MΩ だと 3V とかその辺までしか出ず、しかも+と-とで電圧がだいぶ違った。後者は抵抗の誤差のせいか? 6.8kΩ でやってみると、5V 付近がどちらにも同じぐらいでる。中間とって 330k とかやってみると、これは 4V 付近しかでず、+と-とで誤差が出た。

抵抗値が大きくなるとどっかに電圧が消えてしまうらしい? なんでだろう。

抵抗分圧によるデメリット 6.出来たけれど使えない

オペアンプに使うための電源なら普通+も-も流れる電流が同じぐらいだから大丈夫?

あーそうか。大容量のコンデンサを使うと低音が出るっていうのは容量リアクタンスのアレのせいか。XC = 1 / ωC = 1 / 2πfC (XC: 容量リアクタンス [Ω], C: コンデンサの容量 [F], f: 周波数 [Hz]) で、周波数が高くなるほど、また容量が増えるほど抵抗値が落ちる。

分圧の話と関係ない。

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ヘッドフォンアンプの完成写真

んなわけで CMoy 式のポケットヘッドフォンアンプを作る。OPAmpヘッドフォンアンプNo.2Chu Moyタイプヘッドホンアンプの製作を参考に、殆ど後者のページの b 回路で作った。けど部品の関係で 27Ω を 100Ω に、470pF は 1000pF 直列2個で 500pF 作ってやった。苦肉の策。電源は微妙に違う。分圧用抵抗は 4.7kΩ で、コンデンサは 220μF に。電解コンデンサはすべて OS-CON にし、抵抗は金属皮膜に。一応万全にしといた。ケースは前者のページの例を参考にタカチ HA1593-PG を使った。140円ぐらいの2連Aボリュームを使用。ここがネックか。ギャングエラーでてるけどそこまで音量落とさないのでいいです。ゲイン10倍だし……

今まで俺が作ったアンプってことごとくハムノイズ、あるいは発振しまくっていたんですけど、今回は大丈夫でした。電池だから? 定電圧電源でやったたときは出ていたような気もする。まぁ素敵。オペアンプにもよるみたいだけど、ボリューム MAX でもそんなにノイズ聞こえないです。今は NE5532P が刺さってます。

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