どうでもいいこと (しかしやるべき、ないしやらなくてはならないこと) がルーチンワークなのは別にいい。それについて何も考えなくていいから。それについて何も考えなくていいということは、他のことを考える時間がそれなりにできるということだ。
特に俺が嫌なのは、どうでもいいのにルーチンワークじゃないことだ。心底「どうでもいい」ことに対していちいち時間を消費して考えなくてはいけない。
死ぬまでの時間はそう多くない。楽しいことに時間を使うのはいい。「どうでもいいこと」に時間を使うのはまさに浪費でしかない。そして楽しいこととどうでもいいことは紙一重で、ある一瞬をすぎてスイッチが切り替わると、とたんに今までのことがどうでもよくなったりする。それに自分が楽しいと思っていることが、他人にとって楽しいかどうかは全く分からない。