2010年 02月 05日

Android の組込みアプリ以外のパーミッションの取り扱い

はてなアカウント管理を作るにあたり、最初は Android のパーミッションの仕組みにのっかろうと考えていましたが、調べていくうちにセキュリティリスクがあることがわかったので、別途自力でユーザにオプトインする仕組みを入れました。(はてな以外からリリースされるアプリケーションでは、アカウント管理に情報を渡す際に本当に渡すかをユーザに同意を求めるようになっています)

Android のパーミッションの仕組みは「先に定義したもん勝ち」という感じのようなので、端末デフォルトでインストールされていて、アンインストールが不可能になっているアプリケーションでのみ、安全に働くようでした。なんかやりかたがあるのかよくわかりませんが、そんな感じでしたので、今のところ一番確実な方法を選んでいます。

手元の実機 (Android 1.6) での検証では

  • <permission android:name="com.example.permission.FOOBAR" android:protectionLevel="dangerous".../> というパーミッションを定義する、アプリケーションA
  • それを uses-permission で定義する、アプリケーションB
  • <permission android:name="com.example.permission.FOOBAR" android:protectionLevel="normal".../> というパーミッションを定義する、悪意あるアプリケーションC

A の signature と B, C の signature は別

A → B とインストール

  1. A インストール
    • permission が定義される
  2. B インストール
    • uses-permission の内容が表示される
  3. B で該当パーミッションAに対し使おうとする
    • 成功する

→ 正常

B → A とインストール

  1. B インストール
    • uses-permission は表示されない (Unknown permission)
  2. A インストール
    • permission が定義される
  3. B で該当パーミッションAに対し使おうとする
    • 該当パーミッションは定義されていないためセキュリティエラー Permission Denial

→ 正常 (この場合 B をインストールしなおすしかないのでユーザビリティ的に問題があるため採用できない)

C → A → B とインストール

  1. C インストール
    • permission が定義される (protectionLevel="normal" == ユーザに確認がでないパーミッション)
  2. A インストール
    • permission は定義されない (既に存在するので無視される)
  3. B インストール
    • uses-permission の内容が表示されないが C で定義された permission が grant される
  4. B で該当パーミッションAに対し使おうとする
    • 成功する

Bがユーザへの確認なしに、不正にパーミッションを行使していることになる。