ebay で売ってる「40M CW Transmitter Receiver 7.023-7.026MHz QRP Pixie KITS」というのを1つ買ってみた。送料無料600円ぐらい。おそらく世界最安のトランシーバーだろう。
RX
フィルタが一切ないので、ものすごく広い範囲がきこえてくる。高音が特にうるさいので、実用上は数次のオーディオフィルタが必要そう。
安定化電源で動かしてもハム音が盛大にでる。電池なら大丈夫なのかな?
水晶1つのダイレクトコンバージョンなのでイメージ混信があり、どっちのサイドバンドが聞こえているかは聞いているだけでは全くわからない。これはオーディオフィルタを入れても解決しないので、どうしようもない。(やるなら周波数変換前にフィルタするしかない)
ボード上の半固定抵抗はRITのようだ。RIT というか局発が変わるわけではないので、トーンの設定という趣なんだろう。
TX
水晶は 7.023MHz だが、7.026MHz ぐらいで出ていた。
12V で 50Ω負荷 6Vrms なので 720mW ぐらい。9V で4.2Vrms なので 353mW ぐらい。まさにQRPって感じ。
連続で送信してるとファイナルのトランジスタはかなり発熱する…… デューティー比高く送信するのには不安がある。
ファイナルは S8050D (SS8050 のコピー) っぽい。
なお、サイドトーンはない。実用するならエレキーも外部に必要だと思うので、そっちで鳴らしたら良いかな。
その他
使用ICはLM386の低周波増幅 (200倍、46dB) のみ。ミキサーICは使っておらず、ファイナルトランジスタが受信時のミキサを兼ねているっぽい。
まとめ
とりあえず面白いかと思って作ってみたが、免許うけるのも面倒なので、また思い出したらいじる。
まだいくつか ebay に出品されている QRP トランシーバーがあるので、試してみたい。ないしは簡単なものを自分で作ってみたくなる。