https://github.com/cho45/Chemrtron
機能
- インデックス用のクローラ
- 作ったインデックスのインクリメンタル検索と表示
できるだけ雑にインデックス作成用のクローラを実装できるようにしたかったので、そのようになっている。
オフライン閲覧はあんまり考慮してないが、file:// でインデックス登録すればオフラインでも使えると思う (ネットワークよりもディスクサイズのほうが厳しいのでオフラインにあまり興味がない…)
動かしかた
レポジトリをクローンする場合 electron-prebuilt が必要。
npm -g install electron-prebuilt
git clone https://github.com/cho45/Chemrtron.git cd Chemrtron electron .
または https://github.com/cho45/Chemrtron/releases のページから .dmg を落としてくる。うまく動くかわからないが、こちらはランタイムを全て含むので electron-prebuilt や npm などは不要。
インデクサの選択
歯車アイコンまたはメニューの Preferences… から設定画面を開くと選択できる。
まだ並べかえを実装していないので、オンにした順に並ぶ。
インデクサの実装
マニュアル単位でインデクサを実装する必要がある。主要なものは実装済みでレポジトリに入れてあるが不完全かもしれない。対応済みの一覧
だいたいの場合 HTML で全メソッド/クラスへのリンクが張ってあるページがマニュアルに存在しているので、そのページをとってきて querySelectorAll とかで雑にリンク抽出すれば十分なインデックスをつくれる。
インデクサのコードは非表示の別ウィンドウで実行されるので、ある程度重い処理でブロックしても問題ない。
インデックスの内容
インデックスといっても転置インデックスではなく、検索対象文字列の一覧を正規表現でマッチをかけているだけである。
リファレンスマニュアルのようなものの検索の場合フルテキストサーチよりも、ある程度一貫性のある文字列を検索させたほうが余計なものがヒットしないので気持ちがいいと思う。
例えば Array.prototype.slice みたいなページを表示したいとき、arr sli とかだけでいいようにしたい。既に行きたいページが明確なので雑なクエリで確実に辿りつきたい。
インデクサの書きかた
https://github.com/cho45/Chemrtron/blob/master/indexers/nodejs.js
あたりを参考にして雑に書くと動く。もし動かない場合、View → Toggle Developer Tools とするか、設定から Developer Mode をオンにすると console と、インデクサ用のウィンドウが表示させるのでデバッグ可能になる。
~/.chemr/indexers/ に置いても読むようになっている。
おすすめのインデックス
MDN (Mozilla Developer Network) は HTML, CSS, JavaScript を横断して検索でき、ブラウザごとの互換情報とか、ポリフィル方法 (実装概略) とかも載っていて、とりあえずウェブ系ならこれを検索しとけば良い感じで便利。
で、Dash で良くない?
クローラを内蔵していて、雑にインデックスを作るのが楽という方向性を目指しています。
今後
せっかくなので Windows 版を作ろうとしたがうまくいってない。
バックグラウンドで自動更新するようにしたい。
経緯
昔 Chemr というリファレンスマニュアルをインクリメンタルサーチするアプリケーションを書いていた。最初の Chemr は HTML Help を読め RubyCocoa で実装していた。次はFirefox + Greasemonkey 上で動くユーザスクリプトとして実装した。そして Electron が流行ってきたので Electron 上で動くように実装しなおした。