電車通勤がつらい。何がつらいかといえば、とにかく臭い。他の人が平然としているのは鼻が腐っているからなのか。息ができなくて苦しい状態が多くて、寿命を縮めている実感がある。健康で文化的な生活とはなんなのか

さくらのVPSはリージョンが3地点から選べるようになっている。これはDR (ディザスタリカバリ=災害復旧) 的な観点からのもので、1台だけ借りるなら、基本的にはどれでもいい。

ただし、施設のナウさでいくと

  1. 石狩
  2. 東京
  3. 大阪

となるようなので、リージョンごとに新機能の導入時期が変わったりする。ホストサーバのCPUの世代が違ったりもするみたいだけど、ガチャ要素なのでここではその話はしない。

VPSを契約しようとするとデフォルトで石狩が選択される通り、さくらインターネット的には石狩オシのように見える。

ただ、国内の通信で考えると石狩はちょっと遠いので、気になるのは遅延になる。

物理的に超えられない壁

情報伝送は光速度を超えることができない。

典型的な光ファイバーである石英ガラスの場合、屈折率は1.5程度。物質中の光速度 は、真空中の光速度 と屈折率 )から、 で求められる。

例えば、新宿・石狩間の直線距離約840kmで考えると、片道(840 km) / (c / 1.5) = 4.2029076 ミリ秒は物理的に超えられない遅延となる。RTT で考えれば 8.4ms を超えることは決してできないことになる。実際はケーブルが直線でひかれているわけではないので、これにさらに増える。

光ケーブルではなく電線の場合、導体中の速度は周囲の空間をすすむ電磁波のスピードと同じ (導体内ではなく) なので一概に言えないが真空中の光速度の6〜9割程度の速度になる。なお同軸ケーブルの場合波形短縮率という形で速度が示される。

いずれにせよ、情報伝送速度は真空中の光速度よりも「結構遅い」し、割と ms 単位はかかるという認識がいる。

実際のRTT

ちなみに、東京・石狩間のRTTはさくらインターネットの公式では平均「18msec」と書いてあるので光速度とかから計算しなくてもよろしい。

で、結局どこがいい

個人のVPSだと石狩のメリットは一切ない (個人の見解) ので、僕は新しい契約から東京リージョンにすることにしました。(今は大阪)

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