標題の通りですが HHKB を半分に割ってブチ壊すみたいな話ではないのでご安心ください。

  1. HHKBを2台用意します。
  2. HHKB 2台を横に並べます
  3. Karabiner を入れます
  4. 完成です

通常、キーボードを複数繋いでも、修飾キーは各キーボードごとに独立して管理されます。なので、2台キーボードを繋いで並べたとしても右のキーボードでShiftを押しながら左のキーボードのaを押してAを入力するみたいなことができません。

Karabiner を入れるとこの問題が解決します。インストールするだけで、全てのキーボードで修飾キーが共有されるようになり、同一のキーボード2台があれば左右分割のエルゴノミクスキーボードっぽく使うことができるようになります。

 -

5.0 / 5.0


背景

ErgoDox を見てから左右分割キーボードに対して興味が沸いたので、簡単に試せる方法を探していました。Karabiner の機能ページを見てみたら修飾キーを共有する機能が書いてあったので「これでできるやん」と思いやってみました。HHKB は自宅用と会社用とかで2台持っている人も多いと思うので、意外と試しやすいのではないでしょうか?

あと ErgoDox って結構高価なので、不安なら価値が安定しているHHKB2台買っても良いのではないしょうか。僕は1台は貰いものなので他人のこと言えませんが……

感想

最初の5分ぐらいは同じキー配列にも関わらず、ちょっと頭が混乱していてうまく打てませんでした。少ししたら全く問題なく打てるようにはなりました。しかしパスワードはかなり複雑で特殊な打ちかたをしていたのでうまく打てません。

とりあえず使うにはこれでもいいんですが、使い続けようと思うと会社用と家用に2台ずつHHKBが必要になって大変コスパが悪そうです。また、修飾キー共有をソフトウェアに頼っているので環境が限定されます。

左右分割すればエルゴノミクスなのか?

知るかよ

  1. トップ
  2. tech
  3. HHKB を左右分割エルゴノミクスキーボードにする (OSX)

I2C がうまく動かなくて調べていたら、どうやら UART を使おうとすると競合するようでした。確かにピン配置を見ると CTS/RTS と SDA/SCL はかぶっています。これは事前に知っていましたが、RXD と TXD とはかぶっていないので、問題なく使えると思っていました。

しかし実際は Serial を使おうとすると問答無用で該当ピンが CTS/RTS が設定されるコードがハードコードされています。

serial_api.c

TXD/RXD は外部から渡せるようになっているのに、CTS/RTS は決め打ちで勝手に機能割当されます。なんやねん。

解決方法

Serial を初期化したあと、CTS/RTS の機能割当をはずせば良いようです。すなわち

NRF_UART0->PSELRTS = 0xFFFFFFFFUL;
NRF_UART0->PSELCTS = 0xFFFFFFFFUL;

というようなコードを main を最初あたりに入れておけば良いです。0xFFFFFFFFUL は Disconnected を表す定数です (NC という定数になっていますが型が違うのでリテラルで書いてます)

  1. トップ
  2. tech
  3. BLE Nano + mbed の Serial の実装がつらい感じだった