パナソニック 洗濯機 NA-VX7200L の修理。買ったのが2013年5月、2014年7月にメーカー修理(乾燥不良)、2016年にヒートポンプユニットから水漏れときて、購入から9年経過して、給水弁が壊れた。
給水弁は洗濯機の蛇口に繋がっている部品のことで、ソレノイドで給水するかを決めている。
どう気付いたか
給水時にギュオ~~というなんか変な音がするようになった。しばらくして給水が遅すぎるということに気付いた。給水エラーはまだ出ていない状態。
蛇口を閉じ、給水ホースを外して給水フィルタを見てみたが特段汚れはなし。この状態で蛇口をあけてみてもこちらの水圧は問題なし。
給水中に洗剤ケースを外してみるとちょろちょろとしか給水されていないことを確認。
「パナソニック洗濯機 給水 遅い」などで検索したところ、同様の症状で給水弁の故障のケースがいくつかヒットしたため、給水弁と断定した。
交換
まず交換部品の手配。NA-VX7200Lの場合はAXW29A-2330が給水弁の型番らしい。通販で頼んで、送料含めて3300円。
検索するとDIYの交換手段としては2つの選択肢がある
- 上と後ろの一番上の鋼板を外し、強引に交換する
- 外す部品・ねじが少ない。かなり無理にやらないといけない
- 後ろからアクセスする必要がある (洗濯機を動かす必要がある)
- 上から順番に外していき、給水弁がついているパーツを取り出す
- 外す部品・ねじが多い。ドアや基板のコネクタをすべて外さなくてはいけない
- おそらくこちらが正攻法
うちの洗濯機は嵩上げされており独りで動かすのがとても難しいため、後ろを開くのが難しい。ということで上から順にパーツを外していくことにした。
手順
ところどころ配線が本体などに止めてあるが根本の爪を押しながら引きぬくととることができる。
ビスは外したらすぐ養生テープにくるんで止まっていた場所の近くに貼っておく。分解するときはめんどくさいが組み立てるときとても楽になる。
- 上のパネル(プラスチック)を外す
- 隠しビス2箇所、後ろ3箇所、前は爪で止まっているので後ろにひっぱりながらパネルをとる
- コントロールパネルを外す
- 天板にビス1つ。コネクタがあるので気をつける。コネクタを外す
- ドアの化粧板を外す
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- ビス2つ。ただの化粧板
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- ドアを外す
- ビス2つ。ビスをとっても落ちてきたりはしない。少し持ちあげて外す
- 前面パネルをとる
- ドア付近に化粧板を止めていたものも含めて5つ
- 四隅に4箇所
- 基板のカバー(鉄)をはずす
- 基板内のコネクタを外す
- 前に出ているケーブルのコネクタから外していった
- スマフォで外すコネクタ必ず1回ずつ撮影しながらやっていく。戻すとき逆順に1枚ずつ見ればいいように。
- 爪を押しながら慎重に外す
- 基本的に間違えたコネクタには挿さらないはずだが、順番を間違えると配線がぎりぎりなので厳しい。
- 基板が入っているボックスを固定するビスを外す
- 奥側が配線に隠れておりやりにくい。
- 基板が入っているボックスが分離されたので、前方に引き抜く
- 給水栓がついてるパーツに触れるようになる
- 風呂水が入ってくるパーツからのホースを2つ外す
- 給水弁についているコネクタを3つ外す
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- 1つは下向きに外すので給水弁を持ちあげる必要がある
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- 給水栓がついてるパーツが外れるので前に引き抜く
- 給水弁のビス2つはずして交換する。パッキンは流用
逆順で組み立てる。
給水弁
洗濯機に使われているのはパイロット式電磁弁というらしく、圧力差がある場合に使え、低コストで動かせるというものらしい。
洗濯機の給水弁を交換したので壊れたのを分解してみた。弁を動かせるとは思えない弱いバネで不思議に思ったが小さい穴に大きな意味があるみたい(パイロット式電磁弁) pic.twitter.com/IRkJjOZVcr
— ショ糖 (@cho45) October 14, 2022