Google の Family Safety の発信先制限 (ペアレンタルコントロール) がゴミすぎる
Google の Family Safety (ペアレンタルコントロール) には発信先を制限する機能があるんだけど、これがバグっててひどい。
端的にいえば「許可した電話番号へ発信できない」問題が発生する。
まずFamily Safety 側からは常に正規化された +81 プリフィックスの国際電話番号形式しか入れられない。まぁこれは別に仕様としてはいい。
しかしコントロールされる側の Family Safety の設定画面にある同期された「保護者が管理する連絡先」などから発信しようとすると「保護者による使用制限(システム)から通話を発信することができません。別の通話転送アプリを使用するか、デベロッパーに問い合わせてみてください。」とでてブロックされる。
明示的に許可した一覧が表示されているのに、ここから発信するとブロックされる。は?
あるいはペアレンタルコントロールされる側は、ここで登録した連絡先が自動的に「編集不可」の「連絡先」として登録されるんだけど、この連絡先を使って通話することもできない (同様にブロックされる)
なおかつ、コールされた履歴からのかけなおし(コールバック)も制限される。
発信制限を解除するとかけられるので間違いなく発信先制限のせいなんだけど、本当にひどい。
どうすればかけられるか
ペアレンタルコントロールされる側のアカウントでも自力で「連絡先」を作って、「+81 90-XXXX-XXXX」形式で保存する。この状態で該当する連絡先を開くと、Family Safety で登録した「連絡先」とマージされて表示される。そしてなぜか
- +81 90-XXXX-XXXX
- 090-XXXX-XXXX
と二段で表示されるので、+81がついていないほうを選んでコールすると発信できる。上を選ぶとダメ。なんで? バカなのか?
逆だろと思うかもしれませんが↑の挙動で間違いないです。
どうすればかけられるか 2
ダイアルパッドからかける場合は +81 からはじまる形式の入力でかけられる。
直前の挙動と矛盾してるじゃんと思うけど間違いないです。
結論: 使えない
この意味不明な挙動を子どもに説明するのは不可能なので、実質的には「発信は完全に封じる」機能として使うのが妥当でしょう。着信専用として使うしかない。
ペアレンタルコントロールを設定するみなさまにおかれましては、設定するだけで満足せずに動作確認を必ずしましょう。普通に動く機能だろうと思ったらゴミだった例です。
関連エントリー
- macOS における parentalcontrolsd の暴走 macOS では parentalcontrolsd というペアレンタルコントロールに関わると思われるプロセスがしょっちゅう暴走してCPUを...
- UVC (USB Video Class) のプロトコルと勘所 手元にある UVC デバイスの構成を dot で書きだして graphviz してみたのがこれ。イメージしやすいかな? https://ww...
- mbed USBMIDI で Lightroom 用の MIDI インターフェイスを作る MIDI デバイスを Lightroom のコントローラとして使えるプラグインとして MIDI2LR というのがある。市販のMIDIコントロ...
- 『JavaScriptから現実世界に干渉する7の方法: ブラウザでハードウェアをコントロールする技術』という本を書いた JavaScriptから現実世界に干渉する7の方法: ブラウザでハードウェアをコントロールする技術という本を書いてみた。前々からこのテーマで...
- mDNS と IPv6 とアクセス制限 デフォルトでプライベートIPアドレスを許可するようなLAN内向けのアプリケーションがあったりする。つまり192.168.0.13 とかでアク...