どうあがいたところで、中学・高校生活というものをやりなおせない以上、残りの人生は消化試合に過ぎないような気がしてならない。そういった、青春のときの眼で見る風景というのはもう、全く見ることができないし、そんな一方で今の俺はそれらこそが最も自分の心を動かす体験だと思っている。これから、何をしようとも二番目以下の体験にしかならないのではないか、と思う。
こういうことは、まぁたぶん、俺がこれからマトモに (マトモって何だ) 生きていくのであれば、考えるべきではないし、書きべきことでもないのだけれど、今のところそういう考えがあるのは事実なのだ。
実際のところ、俺が青春というものを経験しなかったせい (というよりは多少は経験したせいで) で、それを理想に勝手にそう思っているだけで、俺が俺である以上は、例え今そういう生活をやりなおせるとしても全く無駄にするのだろうとも思うし、結局隣の芝は青い的な何かだ。
というかどっちにしろやる事は決まってて、結局人生なんてのはばかばかしいネタなのだから、俺がどう思うかどうかに関らず、俺はアホなことやって死ねばいいというだけだ。俺はその過程で発生する一切を、俺が心で楽しいかどうか思うかどうかに関らず、楽しいということにしとかないといけない。