事前情報があんまりない状態 (インターネットとアバターがでてくる、ぐらいしか聞いていない) で見た結果、最終的にセカイ系ギャグアニメ、と僕は思ったのだけれど、借りる経緯から、なんかもうちょい示唆のある内容をなんとなく期待していたので、ちょっとびっくりした。セカイ系ギャグアニメとしてはとても面白かった。
ただ、途中でネットを使っていない人が、重要なのは他人と目を合わせて話すことだ的なことをメッセージのように言ってしまうのが個人的にはすごく残念で、こういうセリフは「ネット側」の人、例えば作中であれば健二あたりが言うべきことであったと思った (健二は境遇的に適任だろう)。「重要なのは他人と目を合わせて話すことだ」というのを言うためには、目を合わせてコミュニケーションする方法と、目を合わさずにコミュニケーションする方法のどちらも知っていないとできないことだ。(「ネットを使ってない人」のステレオタイプの演出なのかもしれないけど。)
とはいえ、それはたぶん僕が気にしすぎなことで、些細なことなんだろう。
オープニングは「何か新しいことが始まる」みたいな感じで (なんとなくリトルビッグプラネットのチュートリアルにも感じるなんともいえない良い感じを味わった)、すごく良かったし、小学生ぐらいのときまでは親戚がたくさん集ってたことを思い出したし、「普通の人」の「持っているもの」がすごく誇張されて、それが活躍する (老人Zを思い出す) というのは好きだし、主人公が数字に強いでもそれだけっていう設定は好きです。