GPIO ピンからとれる電源は普通に電源回路直結なので、Raspberry Pi 自体が起動していようがしていまいが、電源ケーブルさえ接続されていれば供給されています。まぁこれはいいんですが、Raspberry Pi 本体が起動していないとき、もっというとそれらを扱うデーモンが起動していないときに電源供給されてもエコじゃないので、なんとかしました。
回路図
ちょっと余計な線がありますが、キモは FET だけです。伸びてる GND と VCC を周辺回路に繋ぐと、GPIO 25 (22pinから出てる) の論理によってオン・オフします。
手元では 2SK2796L を使ってます (3.3V で直接駆動できるので)
コード側
単に GPIO 25 ピンのハイ・ローを切り替えるだけです。Ruby の場合以下のように
#!/usr/bin/env ruby
# coding: utf-8
module GPIO
def self.export(pin)
File.open("/sys/class/gpio/export", "w") do |f|
f.write(pin)
end
end
def self.unexport(pin)
File.open("/sys/class/gpio/unexport", "w") do |f|
f.write(pin)
end
end
def self.direction(pin, direction)
[:in, :out].include?(direction) or raise "direction must be :in or :out"
File.open("/sys/class/gpio/gpio#{pin}/direction", "w") do |f|
f.write(direction)
end
end
def self.read(pin)
File.open("/sys/class/gpio/gpio#{pin}/value", "r") do |f|
f.read.to_i
end
end
def self.write(pin, val)
File.open("/sys/class/gpio/gpio#{pin}/value", "w") do |f|
f.write(val ? "1" : "0")
end
end
end
GPIO.export(25)
GPIO.direction(25, :out)
GPIO.write(25, true)
at_exit do
GPIO.write(25, false)
end
sleep 3 # 周辺機器が安定するまで適当な時間
...
at_exit でローにするようにしてるだけです。
備考
回路図だとわかりにくい感じだけど、これは GND 側のスイッチ (ローサイドスイッチ) で、VCC は繋がりっぱなしなので、Raspberry Pi 以外の他の電源を回路に接続するとよくないかもしれないです。
ぜんぜんよくわからないんですが、こういう回路はハイサイドにしたほうが安全なのかな。応答速度はあまり必要ではないし……