Sパラメータは「ある基準インピーダンスのとき」のパラメータなので、50Ωとか75Ωとか、基準が決まっていないといけない。Sパラを表記するときには基準インピーダンスの表記も必須。
Zパラメータの場合はSパラメータ+基準インピーダンスの情報を含んでいる。ZパラメータはSパラメータの基準インピーダンスの逆数(基準アドミッタンス)が0の場合と考えることもできる。「じゃあ最初からZパラメータで示したほうがよくない?」という気がするが、基準に0を使っているので「Zパラメータでは表現できない」というケースがあり、万能ではない。0除算が発生しないSパラメータはどんな回路でも必ず存在するが、Zパラメータはそうとは限らない。
出力インピーダンスはどれ?
Sパラだけではわからない。さらに前の信号源インピーダンスが影響する
Zパラメータの意味
2ポートの場合のZパラメータの意味は以下の通り
- : 端子2を開放したときの、端子1から見たインピーダンス
- : 端子1を開放したときの、端子2から見たインピーダンス
- : 端子1を開放したときの、開放端電圧と端子2の流入電流との比
- : 端子2を開放したときの、開放端電圧と端子1の流入電流との比
ref.
https://www2-kawakami.ct.osakafu-u.ac.jp/osakafu-content/uploads/sites/407/Lecture_Data/Electric_Circuit_II/01_Lecture/02_lecture_electric_circuit_II.pdf
https://home.hiroshima-u.ac.jp/amakawa/files/amakawa_S-parameter_20180528_1.pdf