明治大学の生田キャンパス内にある。

思ったより展示内容がしっかりしていて、企画展までしていた。建物は古いけど、展示は綺麗。平日にも関わらず人も多かった。かなり素晴らしい感じ。無料だし。トイレも綺麗。



陸軍登戸研究所でやっていたことがいろいろ展示されている。特殊な研究をしていたところなので、全く知らない人からすると衝撃が多いかもしれない。風船爆弾ぐらいは聞いたことあっても、生物兵器や偽札製造や人心誘導(宣伝活動)をしていたというのはあんまり知られていなそう。パナマ運河を破壊する検討とかの記録もあった。

風船爆弾の展示は特に面白かった。実際の製造過程での和紙の変化を手で触ることができた。こんにゃくを糊として風船爆弾のために使っていたため、一般家庭からはこんにゃくが消えていたらしい。ただし風船爆弾に徴発されていたのは当時秘密だった。

セイコー(SEIKOSHA)のストップウォッチ

触れる軍事秘密

資料館から少し離れたところ(といってもキャンパス内)に生田神社 (弥心神社)がある。ここには昭和63年に建てられた割と新しい石碑がある。戦後数十年経ってようやく話せるようになったという趣旨のもの。ごく最近まで話せない内容をかかえている人がいたのだなと思う。

割と近くの地域で小学校~高校ぐらいまで過ごしていたけど、登戸研究所の存在は全く知らなかった。この資料館は2010年に作られたみたい。身近に秘密戦の研究施設があったことに驚いた。

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