2017年 08月 03日

KiCAD の回路図ファイルを CUI で SVG に変換したり、そのままブラウザで見たりする kicad-utils

デモとレポジトリ

回路図ビューワ。開いてすぐ Load from url すると、github で公開されている回路図を読みこんで表示するようになっている。

レポジトリは https://github.com/cho45/kicad-utils

CUI

npx で実行できるようにしてみた。以下のようにすると同名の .svg ファイルを生成する。

npx -p kicad-utils sch2svg path/to/file.sch

経緯

github などに KiCAD の回路図ファイルをアップロードしても実際に閲覧するためにはダウンロードして KiCAD で開くという作業が必要で、これがなかなか面倒くさい。KiCAD は同時に1つしかプロジェクトを開けないので、他の作業をしてるときに別の回路図を開く気が起きない。というかそもそもダウンロードが面倒くさい。

たとえば回路図を複数人で開発するなり、レビューするなりしようと思うとかなり面倒なコンテキストスイッチが発生する。特に github のレビューフローに慣れている人間は github 上で見れないなら見ないので良くない。

他にも理由はあるけどおおむね以上のようなことが主因で、とりあえず CUI で回路図を png や SVG に変換できるツールが欲しいと思った。

実装言語としても検討した結果、使い慣れており応用例が広いブラウザ上で動くことを念頭に TypeScript とした。

実装

最初は KiCAD 自体のファイルを再利用 (emscriptenなど) することを考えたが、全体的に wxWidgets 依存があって無闇にハマりそうと感じた。

その過程で実装を読むと移植してもそれほど工数がかからないのではないかという感じがしたため、TypeScript でフル実装を書く方針とした。

まずコンポーネントライブラリ (.lib) ファイルのパーサーと canvas API を利用するプロッター(レンダラー) を書いた。

次の回路図 (.sch) ファイルのパーサーと対応するプロッターを書いた。この途中で SVG で出力するプロッター実装も書いた。プロッターレイヤーで、canvas 出力と SVG 出力を抽象化していて、これは KiCAD の実装と同様。

というか、できるだけミニマルな実装を書こうと思ったが、そうすると対応が不完全になりがちなのと頭を使いすぎるので、本体変更に比較的追従しやすいようにコードがほぼ1:1対応するような移植を行なった。とはいえもともと C++ なので TS であまりにも不自然なAPIは変更してる。

所感

完成度的にはまだ 70% ぐらい。SheetPin など全く実装してないものもある。色もない。とりあえず見るという目的にはある程度使えるかなというところ。

Chrome 拡張化して github 上に直接表示できるようにしたい。

元ファイルが行指向のフォーマットのため、diff をとって変更したコンポーネントやワイヤに色をつけるみたいなことも頑張ればできそう。

その他

いろいろ鑑みて webpack を初めて導入してみたが設定が辛かった。

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node-canvas で scale したとき textBaseline が狂うのをなおした

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仕事を中心にして考えてるのがそもそもの間違いだと思う。あたりまえだけど業務時間外は「自分の時間」であって、仕事のための勉強をする時間ではない。

前も書いたけど、趣味すなわち自分の時間で自分の意思によって主体的に行うことが一番重要なのであって、仕事はそれに付随しているものでしかない。

「趣味でやった結果がなんとなく仕事に役に立つ」は良いが「仕事のために趣味の時間を使う」のは間違えている。

僕が嫌だなと思うのは、趣味で好きでやってた結果仕事に役に立って金を稼いでいるケースなのにも関わらず、それを「努力」の結果だとしようとするところで、一見マトモそうな人でもこういうことを平然と言ったりするので気が萎える。あくまで、仕事に役に立つことに興味を持ってとりくんでいるのは「たまたま」なので、それでマウンティングかけるようなのはイライラしてしまう。

趣味と仕事が直結しているのは (たとえば自分もそうだけど)、基本的にはチートなので、あんまりおおっぴらに誇れることではなくて、たまたまそういう状態にあるというだけだと思う。まぁチート・ずると言うとトゲがあるけど、業務の視点からいえば残業して評価をあげるのとなんら変わらない。


コミュニケーションには非対称性があって、立場が違うと言っていいこととわるいことが変わる。趣味と仕事が結びついていなくても、ある行為を自分のためにすることかどうかというのが肝心だと思う。

経営者が「個人の時間を使わないと不利益があるぞ」というのは全くダメだし、もともと業務時間内だけでも十分成果が出せるような人はいるので、時間の使いかたに口を出すのは間違えてる。

とはいえ「個人の時間を使わないと不利益があるぞ」というのは正しい。このとき「今の仕事」だけで考えてはダメで、従業員的には1つの会社にバインドされるのを避けないといけない。このときにする「勉強」っていうのは業務すなわち所属会社のためのものではなくて、自分の生存のためのものでリスクヘッジのためにある。それが結果的に今の仕事に役に立つことはあるかもしれないけど、それは「たまたま」である。

2017年 07月 18日

見沼代用水西縁緑道




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