CW の現状みたいなのが詳しく載っていて大変参考になった。バンドごとの雰囲気というのも、国内だけに限らず DX も含め、また歴史的経緯も含めてまとまった解説がされていてすごくいい。
いろいろな部分が深く掘りさげられてる。エレキーのアルゴリズムがどう変わっていったかとかも図解付きで楽しい。CW 運用に必要な機能は? という視点も、普通の無線の本だとだいたい電話の話だけど、この本ならではだなと感じた。本当に良く知っている人がちゃんと書いている感じで、読んでいて楽しい。
ほかの部分も、CW という過去のものになりつつあるものを取り扱っているにも関わらず、伝統とか根性論とか言いださず新しいものを紹介して広い視点も持たせてくれる感じだった。
CW の根本的な「おもしろさ」もちゃんと言語化してくれている。なんで今の時代に CW なんてものが必要なのか?という疑問にもある程度答えてくれる。