重要なこと: SWR が下がっていれば同調していると考えていいが、SWRが高いからといって同調していないというわけではない。

というのも、リアクタンス成分がゼロ (=共振) でも抵抗成分がミスマッチだとSWRは高くなるから。

正しいアンテナの調整方法は

  1. まずアンテナ系を共振状態にする
    • リアクタンス成分をゼロに近づける
    • アンテナの流さ・コイルなど
  2. インピーダンスを50Ωにあわせる
    • トランスで変換するか、アンテナの角度調整・ATUで強制マッチ

アンテナが共振状態であれば、あとはマッチングすれば電波は飛ぶ。SWR 計だけだとインピーダンスがどうなっているのかわからないので、詳しく見るにはアンテナアナライザーが必要。

SWR の最小値が見つかるならば、そこは同調点と考えていい。その場合、最低点におけるSWRの高さはインピーダンスの抵抗成分のミスマッチによるものになるので、確かに同調しているならばATUで最後だけあわせこんでも問題ない (はず)

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  3. アンテナの合わせかた、またはSWRが高くても飛ぶアンテナ
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