3Dプリンタとペンプロッタはほとんど似たようなものなので、アタッチメントをつけて簡単にペンプロッタ化してみた。アタッチメントはこんな感じ。4〜5回試作してプリントしていい感じになった。STLなどは Thingiverse に上げた
- 簡単につけかえできること
- それなりに精度が出ること (0.5mmぐらい)
- ペンをあまり選ばないこと
を要件にして、スライド式のペンホルダと、本体へのアタッチメントという構成に。ステッピングモータに被せて設置する形にすることで脱着を簡単にした。
Simplify3D の設定
- Extruder
- Retraction Vertical Lift を 3mm などに (ペンを上げる動作)
- Extrusion Width はペン先の太さに (適当でもよい)
- Layer
- Primary Layer Height 0.2mm
- Outline/Perimeter Shells 1
- Temperature
- Primary Extruder
- アンチェック Wait for temperature controller to stabilize before beginning build
- 温度を20℃に
- Heated Bed
- アンチェック Wait for temperature controller to stabilize before beginning build
- 温度を20℃に
- Primary Extruder
- G-code
- アンチェック 5D firmware (include E-dimension) (E軸のコードが出力されなくなる = エクストルーダが無効になる)
- Build volume X-Axis: 224 (250-26) Y-Axis: 131 (210-79)
- Origin offset: -26mm -79mm
- Scripts 後述
- Advanced
- Start printing at height 0.6mm
- Stop printing at height 0.8mm
- アンチェック Minimum travel for retraction
Top Solid Layers / Bottom Solid Layers を0にすれば輪郭だけ出せる。
Starting Script
M115 U3.0.7 ; tell the printer latest firmware varsion available G28 W ; home all without mesh bed level G80 ; mesh bed leveling G0 Z10 G0 X40 Y100 F4000 G0 Z0.8 M0 Click to continue G0 Z10
メッシュレベリングしてZ軸を出したあと、適当な位置に移動して、Z0.8 にする。この高さが基準なので、M0 で一旦マシンを止める。ペン先を出して、少しテンションがかかるように調整して紙に接触するようにする。この状態でマシンをボタンを押すとプロットが始まるはず。
Ending Script
M104 S0 ; turn off temperature M140 S0 ; turn off heatbed M107 ; turn off fan G0 Z10 G1 X0 Y200; home X axis M84 ; disable motors
Z10 にして退避させてる。
データの作りかた
Simplify3D を使う場合、入力データはSTLなので、適当に厚みをつけてやる必要がある。
単に文字を出すだけなら OpenSCAD がお手軽
linear_extrude(height = 1) { text("テスト", size=20, font="Noto Sans CJK JP:style=Black", spacing=0.9); }
こんな感じで任意のフォントで文字を出せる。