VALETON GP-5 というマルチエフェクタを買ってみた。小さいながら凝っていて、アンプシミュレータも内蔵しているのでヘッドフォン直結やスピーカーシステム直結で使える。
これは USB 5V のバスパワーで動くので、スマホに繋げば電源供給をスマホ側でできる。
なので、最小構成では GP-5 + スマホだけでそこそこ良い運用ができる。
WebMIDI Switcher

https://github.com/cho45/webmidi-switcher
GP-5 本体のボタンは「長押し」にチューナー機能が割り当ててある関係で、エフェクトが切り替わるタイミングがボタンを離したときになってしまう。これが嫌なので、別途スイッチを用意したい。
GP-5 は USB MIDI コントロールができ、スマホ側は WebMIDI API から GP-5 に MIDI 信号をおくれる。
スマホから電源供給もしつつ、スマホ自体をフットスイッチにできると嬉しいので、そういうウェブアプリを作った。
PicoMIDI Switch


https://github.com/cho45/picomidi
しかしながら、スマホを足で踏むのは割とむずかしいし抵抗があるので、市販のフットスイッチを流用する方法を考えた。
TRSプラグを利用するただのモーメンタリなフットスイッチが売っているので、これを利用する。
Raspberry Pi Pico で USB MIDI デバイスを作って、TRS → USB MIDI 変換を行っている。スイッチへの MIDI 信号の割当も WebMIDI API でできるようなウェブアプリを作ってある。余計なアプリはいらない。
スマホ側の WebMIDI Switcher には MIDI メッセージを中継する機能をつけてある。これでハブを経由してそれぞれ接続すればコントロールできるようになっている。
かなり装備が軽く、かつフットスイッチありなので、いいんじゃないか