そういえば明確にイメージできるのがいくつかあるのでまとめてメモしよう。
- 洗濯機が繋がる適切なタイミングがある。
- 洗濯機に呼ばれる。
- 出てくるにもタイミングがある。
- 出てくるには何だかよくわからないけど許可がいる。
- というかそもそも、こちらの人間も入っていける。
- 向こうとこちらには実は明確な区別なんてない。
- 本人の意思なしでは通れない
いくつかあるうちの少なくとも一つの洗濯機は、学校の美術室に放置してあったりする。それは白い洗濯機で、放課後に美術部員が集まってきて、彼らが活動したりしても、そのうち自分がオレンジ色にそまっても気にしない。ただ、あるタイミングで、誰かがそれをあけて、誰かが向こうに行ってしまう。
美術室に白い洗濯機なんて、どう考えても邪魔でしかないのに、誰も捨てようと思わない。あまりにそこにあるのが自然で、誰も気に留めない。洗濯機の向こうにいける人というのは、そのあまりに自然な洗濯機の存在に気付ける人間とほぼ等しい。
眠い