実現可能性を持っているかと、どのぐらいの速度で実現可能かのかけあわせだと思う。実際はこれらは連続しているけど 0→1 と 1→∞ は別モノとして感じるので分ける。

実現可能性ってのはもっというと作業見積りができるかどうか、言い換えると頭の中で完成までの道筋を頭の中に具体的にイメージできるかどうか。これはゼロ・イチで評価できる。とにかくまずはイチにしないとはじまらない。

そして速度。具体的にどうすれば分かっていても、現実的な期間で実現できなければいけない。あらかじめコスト(時間)を払っておけばその後の速度があがる。しかし何度もやらないことに事前コストをたくさん払うのは割にあわない。

アップル製品は iPhone も含めて徐々に DCI-P3 という色域をサポートしつつある。特に iPhone7 はカメラで撮影した JPEG の色域が DCI-P3 になっているらしい

Android でも RAW 撮影が可能になり、スマフォで撮影した RAW を PC などで広色域ディスプレイで現像するのは今でも可能だ。ただし Android は OS レベルのカラーマネジメントが今のところないため、デバイス液晶だけが広色域化してもなかなか対応が難しいのではないかと思う。

DCI-P3 は AdobeRGB とは少し違った色域だが sRGB よりは広い色域になる。

  • P3 のほうが赤の彩度が強い
  • AdobeRGB のほうが青緑の彩度が強い

ウェブの画像の場合とりあえず sRGB にしとくみたいなことをしがちだけど、プロファイル埋め込みで広色域にしてもいいかもしれない。

色域に応じたメディアクエリの提案も行われているみたいなので (詳しくは調べてない)、いずれは広色域化を考慮したウェブサイト設計が求められる。