2021年から使っているNASのHDDの音が気になるようになってしまった。作業部屋を移動したからかもしれないがなんとかすることに。
玄関に追い出す
箱に入れるとかも考えたが、同じ部屋に置いておくのは無理という結論にいたり、玄関に置き場所を確保した。
そのうえで 10Gbps の LAN をどうするかという問題に対処することに。
10Gbps 接続の選択肢
今までは 1m の DAC (ダイレクトアタッチケーブル) を使っていたが、玄関まで配線しようとすると 7m ぐらい必要。あんまり長い DAC よくなさそうだし高いので、この時点で排除して2択
- AOC (Active Optical Cable)
- 両端 SFP+ でケーブルは光ファイバ。光コネクタがなくて直結している。DACみたいに使える
- 若干安い
- 10GBASE-SR トランシーバ×2 + 光ファイバーケーブル
- 一番汎用性が高い。光コネクタとかを理解する必要がある
一応 10GBASE-T のトランシーバ×2 + CAT6 LAN ケーブルという選択肢もあるかもだけど、消費電力は高いしコストも高いし信頼性も低いので新規導入では選択肢に入らないと思う。
結論としては 10GBASE-SR にした。
10GBASE-SR と光コネクタと光ファイバー
10GBASE-SR の SR は Short Range の略。MMF(マルチモードファイバー)というコアが比較的太くて機械的精度要求が低い光ファイバーを使い、300mぐらいまでの通信に使えるものらしい。意外とコスト低め。家庭内では十分
SFP+ の場合、光コネクタは LC を使うのがデファクトスタンダードらしい。
光ファイバーは OM3、OM4、OM5 などがマルチモードファイバーの規格名のようだ。数字が大きいほど性能が良いが、OM3でも十分なので一番安いのを選べばよい。つまり LC/LC OM3 となっている光ファイバーを買えばいい。
光ファイバーケーブルの接続
送受信で別々のファイバーを使うので、2本必要。duplex と書かれたものを買う。両端でペアになるように部品がついている。そしてペアのどっちがどっちのケーブルかわかるようになっている。そしてこれらはクロス接続する必要がある。
ただ今回買った光ファイバーは最初からクロス接続になるように配線されていた。買ってそのまま挿せばいいだけだった。
問題なくおわった
何もハマることなくすんなり接続できた。SFP+ はベンダーロックとかがあったりするので不安要素が多いのだけど、今回は大丈夫だった。
光ファイバーは最小曲げ半径が 7.5mm らしく意外を曲げられるようだ? しかしなんとなく銅線よりも取り回しに気をつかってしまう。
これで電気的に絶縁されて接続されてると思うと気分が良い