明治大学博物館
駿河台キャンパス(神田・お茶の水)の地下にある広い。2フロアある。企画展、大学史、常設展
考古学領域だと石器の種類が多いかも? ハニワが密集して置いてある。
刑罰の器具が実物大で、展示されてるのは特に珍しい気がする。
アイアンメイデン。近年の調査によると、フィクション上の拷問具であって、実際に使われたわけはないらしい。貴族の私設コレクション用に噂に基いて職人に作らせたとかなんとか。
ボランティアっぽいかたが丁寧に説明してまわっていた。
東大総合研究博物館
東大総合研究博物館 ウェブサイト見ても特に何がテーマで展示されているかわかなくて不安だったけど、とにかく標本が大量にある。実物の図鑑みたいな印象。細かい説明はない。とにかく物量が多い。
剥製がむきだしで置かれていたりして迫力がある。
部分的に撮影禁止のものがある。
「遺体の無目的な枚挙こそ、博物館の本質であろう」この博物館のスタンスがハマっていた。
企画展は奥のほうに部屋でやっている。「異形の美学−菱川法之博士 究極のチョウ&アンモナイトコレクション」
まったく知識がなかったので、蝶って雌雄型というSSRがあるのか!というところから驚いた。虫の細胞の性は細胞ごとに決定するらしく、左右の翅で模様が雄の模様と雌の模様が分かれることや混ざること(モザイク)するらしい。最初は雄雌をくっつけたのかと思った。
この蝶が非常に綺麗だった。フィクションで天国に飛んでるファンタジーの蝶みたいだった。
- キプリスモルファ
- レテノールモルフォ
と書いてあった。構造色らしい。構造色なので実際に見ると100倍ぐらい綺麗
UECコミュニケーションミュージアム
電気通信大学の中にある。
KDDIミュージアムやNTT技術史料館と若干かぶるものもあるけど、よりニッチでカオス。基本全部撮影禁止。
展示品は割と無造作に置かれており、ジャンクを集めました感がある。昔の秋葉原の店舗のような雰囲気に感じる。綺麗に整理されたミュージアムではないが情報密度が高くて良い。
停波した短波JJYの制御信号発生装置があった。時刻を微調整するダイヤルがついてて味がある。(短波JJYは今のJJYとコードが違う)
とにかく実際に使われていた送信機や受信機がたくさんある。いちいち書ききれないぐらい
- 陸軍の送受信機・同年代のアメリカ軍の送受信機
- ロランCの受信機
- テレビ朝日で使われていたアナログテレビ送信機
- 東京タワーの地下?にあったらしい。銅管の配線
コンピューターも歴代のがいろいろある。
- カシオのリレー計算機 AL-1
- 計算尺
- 手回し計算機
- 電卓付きそろばん?そろばん付き電卓?
- Macintosh Performa575
- iMac
- テレビゲーム機もあって動いてた。
さらに
- カメラ
- タイプライター
- レコードプレイヤー
- 古いリボンマイクやダイナミックマイク
とか。
真空管で動いてる白黒テレビが中身が見えるようにアクリルケースに入っていた。
アマチュア無線機もたくさん。戦後個人が自作したものが多くある。むちゃくちゃ手作り感。ぶっとい銅コイル、空気バリコン、真空管
水晶発振子の自作の展示があった。そういや水晶発振子も、市販のを上げて少しけずって周波数変えるとかはなんかで見たことある。
官僚だった安川七郎氏のアマチュア無線機のコレクションが1部屋にドンと並んでいた。
元々理系に進みたかったが体調の関係で文系進学したと書いてあった。戦前に無線局を開局したかなり珍しい人で、興味深かった。
戦前のアマチュア無線の免許状は、他に展示してるところなさそう? 当時はスパイに使われぬように、思想調査や身元保証人が義務だったらしい。「学習院旧制高等科の2年生であった安川氏は、身元保証書を当時の学習院長の野村吉三郎(元海軍大将)に依頼している」と書いてあった。この野村吉三郎氏による身元保証書も展示されていた。
身元保証書を一部書き写してきたけど
右者今般私設無線電信無線電話施設出願致シ候處身元確寛思想穏健ナルコトヲ證ス
学習院長
野村吉三郎
とかなり厳ついものだった。
モールス通信実技室 むちゃくちゃ良い。教師用の大きなタイプライターのキー配置が書かれているベニアが大変味があった。なんかのタイミングに体験ができる?っぽい。いつやってるのかはわからない。
「真空管試験機(セルフサービス用) スーパーマーケットで、購入するとき、これを使ってテストした。」
これも見た目がむちゃくちゃ良い。アメリカンな感じだった。
あとは大量の真空管の展示と電子部品の展示があった。とにかく展示物が多い。
やっぱ無線設備はわくわくするな~と感じた。