2026年 01月 09日

OGP画像の動的生成

統一OGP画像を作ったところで、そういえば最近のサービスはどこもOGP画像をダイナミック生成させていて、リッチでちょっと羨しいなと思っていたことに気付く。こんな日記には実装・運用コスト的に、見合う価値があるわけないのだけど、バックエンド置き換えの機会ということでやってみることにした。

使ってるのは golang 標準の image と golang.org/x/image/font/opentype

RGBAで処理しつつ、最終的に16色のパレットに割り当ててサイズを減らしている。一応ファイルキャッシュをしたいが、あまり容量の余裕のあるサーバではないのでできる限りのことをする。

以下のような感じで最適化した。パレット化の効果はすさまじい。

  1. 初期実装 (RGBA / BestCompression なし): 66KB
  2. BestCompression 適用後: 64KB
  3. 256色パレット化 (RGBA → Paletted): 25KB
  4. 128色パレット化: 23KB
  5. 64色パレット化: 21KB
  6. 32色パレット化: 19KB
  7. 16色パレット化: 15KB


あと速度的にも手元で 1600req/sec ぐらい (静的ファイル 590000req/secに対し) 出るようにまで調整してある (pprof の結果を Gemini CLI に投げつけると割とよくやってくれた)

ggはダメでした

gg で Noto Sans JP を読むと交差部分が正しく描画されなくてだめだった。Gemini CLI が「OGP作るならこれ!」っていうから、とりあえず採用してみたけどかなしい。あきらかにだいぶ古いライブラリっぽいしなあ。

結果的には images で必要十分かつパフォーマンスも満足なのでよかった。

タイトル長いエントリのとき

短くフェードアウトするようにしてみた。最初は「…」で省略してたけどイマイチだったのでこの形に

パフォーマンスチューニング

pprof でひたすら潰していった。html/template のリフレクションを丁寧に潰すのが地味に効く (funcMap 呼ぶのが本当に遅いみたい)

一通りやったので `hey -z 5s -c 20` (20並列 5秒) でそれぞれのエンドポイントのスループットを測った結果出してみた。マシン性能で数字が変わっちゃうので、静的ファイルに対しての係数も出してみた。

フィードは encoding/xml で、思ったよりすごく早くてびっくり。個別ページとトップページが html/template で、レンダリング後のキャッシュは入れてないので毎回出している。

   基準値: 静的ファイル配信 (/images/github.svg) = 0.3ms (コスト係数 1.0)
 
 
   ┌──────────────────────┬────────────────────────┬───────────────────┬───────────────────────┐
   │ ページ種別           │ スループット (req/sec) │ 平均処理時間 (ms) │ コスト係数 (静的=1.0) │
   ├──────────────────────┼────────────────────────┼───────────────────┼───────────────────────┤
   │ 静的ファイル         │ 59,240                 │ 0.3               │ 1.0                   │
   │ OGP (キャッシュあり) │ 48,695                 │ 0.4               │ 1.3                   │
   │ フィード             │ 7,143                  │ 2.8               │ 9.3                   │
   │ 個別ページ           │ 4,958                  │ 4.0               │ 13.3                  │
   │ トップページ         │ 2,305                  │ 8.7               │ 29.0                  │
   │ OGP (キャッシュなし) │ 1,644                  │ 12.1              │ 40.3                  │
   └──────────────────────┴────────────────────────┴───────────────────┴───────────────────────┘
 
 
   指標の解説
    * 平均処理時間 (ms): hey で計測された平均レイテンシです。
    * コスト係数: (各ページの平均処理時間) / (静的ファイルの平均処理時間) で算出。
        * 例: トップページ(8.7ms)は静的配信(0.3ms)の 29倍 の時間を要しており、そのマシンの性能によらず「静的ファイル29個分の重さがある」という実装の相対的な複雑さを示します。


実際はサーバのネットワークがボトルネックになる。

h3のサーバが不安定なのでGSOをオフにしてみる

VPS 上の h2o サーバの h3 接続が不安定に。手元から curl しても、https://http3check.net/ を使っても繋がったり繋がらなかったり不定。

結局 mtu いじったりなんやかんやいじっているうちになおってしまった。設定は結局元のままだしわけわからん。

GSO が怪しいのでオフにしてみることに。Gemini と壁打ちしたところ、最終的に矛盾がないのは「virtio_net ドライバの TXリングバッファ(送信キュー)がスタックしていた」説らしいですが。

$ sudo ethtool -k ens3 | grep -i segmentation  
tcp-segmentation-offload: off
        tx-tcp-segmentation: off
        tx-tcp-ecn-segmentation: off
        tx-tcp-mangleid-segmentation: off
        tx-tcp6-segmentation: off
generic-segmentation-offload: on
tx-fcoe-segmentation: off [fixed]
tx-gre-segmentation: off [fixed]
tx-gre-csum-segmentation: off [fixed]
tx-ipxip4-segmentation: off [fixed]
tx-ipxip6-segmentation: off [fixed]
tx-udp_tnl-segmentation: off [fixed]
tx-udp_tnl-csum-segmentation: off [fixed]
tx-sctp-segmentation: off [fixed]
tx-esp-segmentation: off [fixed]
tx-udp-segmentation: off [fixed]

$ sudo ethtool -K ens3 gso off

$ sudo ethtool -k ens3 | grep -i segmentation  
tcp-segmentation-offload: off
        tx-tcp-segmentation: off
        tx-tcp-ecn-segmentation: off
        tx-tcp-mangleid-segmentation: off
        tx-tcp6-segmentation: off
generic-segmentation-offload: off
tx-fcoe-segmentation: off [fixed]
tx-gre-segmentation: off [fixed]
tx-gre-csum-segmentation: off [fixed]
tx-ipxip4-segmentation: off [fixed]
tx-ipxip6-segmentation: off [fixed]
tx-udp_tnl-segmentation: off [fixed]
tx-udp_tnl-csum-segmentation: off [fixed]
tx-sctp-segmentation: off [fixed]
tx-esp-segmentation: off [fixed]
tx-udp-segmentation: off [fixed]

Chrome の is_broken=true

Chrome は一回 h3 がうまくいかなくなるとブラックリスト的なものに入れるようで、しばらく h2 でしかアクセスしてくれなくなる。クリア方法がわからん。

chrome://net-export/ して HTTP_STREAM_JOB_CONTROLLER で検索すると is_broken=true が見える。

24497: HTTP_STREAM_JOB_CONTROLLER
https://lowreal.net/
Start Time: 2026-01-09 08:50:46.370

t=83062 [st= 0] +HTTP_STREAM_JOB_CONTROLLER  [dt=50]
                 --> allowed_bad_certs = []
                 --> is_preconnect = true
                 --> privacy_mode = "disabled"
                 --> url = "https://lowreal.net/"
t=83062 [st= 0]   +PROXY_RESOLUTION_SERVICE  [dt=0]
t=83062 [st= 0]      PROXY_RESOLUTION_SERVICE_RESOLVED_PROXY_LIST
                     --> proxy_info = "DIRECT"
t=83062 [st= 0]   -PROXY_RESOLUTION_SERVICE
t=83062 [st= 0]    HTTP_STREAM_JOB_CONTROLLER_PROXY_SERVER_RESOLVED
                   --> proxy_chain = "[direct://]"
t=83062 [st= 0]    HTTP_STREAM_JOB_CONTROLLER_ALT_SVC_FOUND
                   --> alt_svc = "quic lowreal.net:443, expires 2026-01-09 09:00:11"
                   --> is_broken = true
t=83112 [st=50] -HTTP_STREAM_JOB_CONTROLLER

GUI からの操作だとどうあがいてもクリアできないっぽい。待つか、Profile フォルダの "Network Persistent State" の JSON を削除するしかないっぽい。

$  pwd
/Users/cho45/Library/Application Support/Google/Chrome/Default

$ cat "Network Persistent State" | jq '.net.http_server_properties.broken_alternative_services[] | select(.host == "lowreal.net")'
{
  "anonymization": [
    "...",
    false,
    0
  ],
  "broken_count": 3,
  "host": "lowreal.net",
  "port": 443,
  "protocol_str": "quic"
}
{
  "anonymization": [
    "...",
    false,
    0
  ],
  "broken_count": 8,
  "broken_until": "1767933207",
  "host": "lowreal.net",
  "port": 443,
  "protocol_str": "quic"
}

一応バックアップとってからクリア。

$ cp "Network Persistent State" "Network Persistent State.bak"
$ cat "Network Persistent State.bak" | jq '.net.http_server_properties.broken_alternative_services |= map(select(.host != "lowreal.net"))' > "Network Persistent State"

Web Share API

Web Share API というのがあるんだなあ、ということで付けてみた。ファイルもこれで共有できるみたい。知らなかった。

Firefox は未対応。あとmacOSの共有はあんまり意味ないので、SNSの共有ボタンをまるごと代替できるものではないようだ。

customElements.define('web-share-button', class extends HTMLElement {
	connectedCallback() {
		const title = this.getAttribute('title');
		const url = this.getAttribute('url');

		if (!navigator.share) {
			this.style.display = 'none';
			return;
		}

		// Web Share API 対応: ボタンを表示
		const button = document.createElement('button');
		button.className = 'share-button';
		button.textContent = '共有';
		button.addEventListener('click', async () => {
			try {
				await navigator.share({ title, url });
			} catch (err) {
				if (err.name !== 'AbortError') {
					console.error('共有エラー:', err);
				}
			}
		});
		this.appendChild(button);
	}
});


https://github.com/cho45/ticker-generator でも対応させてみた。

2026年 01月 08日

h2o ssl-offload: zerocopy

デフォルトだと fusion が有効にならなかったが明示的に指定したらいけた。

cmake -DWITH_BUNDLED_SSL=on  -DWITH_FUSION=ON -DCMAKE_C_FLAGS="-march=native" .

ゼロコピー系の設定をいれてみた。ただ効果測定できるほどの情報がない

proxy.zerocopy: ALWAYS  
ssl-offload: zerocopy   
2026年 01月 07日

CSS 2026

せっかくバックエンドシステムも変わったことだしと思ってCSSをアてなおした。何年ぶりかわからん (調べたら約10年一緒だった)

以下のように gemini-3-flash-preview に指示して、何度かやりなおしたら割といい感じだったので、さらに指示を加えたり手動で数字いじってなんとかした。

この日記を以下の条件で CSS を書きなおして新しいデザイン(見た目)を適用するとしたらどうしますか。やってみて
- 落ち着いたトーン 
- 「読みやすさ」最重視  
-「コード」は情報密度を高く
- 「写真」はできる限り大きく 
- ブロックの大きさに px 基本的に指定しないこと 
- フルにレスポンシブ (モバイルも同一ページです) 

中央揃えだとなんかモダンに感じる。

コードブロックと写真の幅を画面いっぱいにしたりするのは後からの指示。

HTML の変更はしないつもりだったけど、結局微調整した。

ヘッダのアイコン

ヘッダにアイコンも追加してみた。Nano Banana Pro で何度かイメージを伝えつつ気に入るのをいろいろ出させてブラッシュアップしたあと、Inkscape でトレースして、「パスの簡略化」で点の数を削減した。

なお gemini-3-pro-preview に同様にことをやらせたら、完全なるゴミができたため捨てました。遅いし

JS と WebComponents

CSS とは直接関係ないけどJSまわりも若干モダンにした。ものすごく古い書き方をしていたり、loading="lazy" がない時代の画像のプレースホルダーコードが残ったりしていた。なんか大抵のことはブラウザがやってくれる時代になっていた……

見出しの改行位置を調整するのを独自でやっていたけど、完全にやめて budou-xのWebComponents を導入した。

アーカイブあさり

  • 2014年1月 はこれはこれでよかったな
  • 2015年2月 は今も使ってるタイトルに近い。けどウェブフォントだったようだ
  • 2016年10月 は前のCSSに近い。ここからはほぼマイナーアプデしかしてないはず
2026年 01月 04日

日記システムPerlからgolangに書き換え

この日記システムを golang で書きなおした。元日から4日ぐらいかけた。なんかおかしかったら教えてください。

前々から日記システムをgolangにしたいなという気持ちを抱きつつxatena-goを書いたりしていた。しかし実際全体を移行するという気がなかなか起きなかった。というのも Hatena記法だけじゃなくてMarkdownだったり素のHTMLだったり、tDiary記法だったりをそのままDBに入れていたり、類似エントリ機能とか、類似画像機能とか、それらを実行するジョブキューとか、なんか細けえ最適化 (linkヘッダとか) が入ってたりとか……

最初のとっかかりが重要、ということで、既存のDBそのままで閲覧側だけまず作り (表示するだけだから特にフォーマッタとかは関係ない)、一旦安心しつつ書きこみ系を実装していった。大きな変更は主に Claude Code で計画させて割と自動で実装してもらい、Claude Code の Limit がきたら、細かいレビューしたり、小さい変更は Gemini CLI で補完した。

無駄に元のスキーマで DATE や DATETIME をつかっていたせいで (SQLite ではTEXTと一緒)、これらを go-sqlite3 が「いい感じ」に time.Time に変換するので、若干ややこしいクエリに書きかえたり、最小限のマイグレーション (created_at などを TZ 付きのフルのISO 8601に) をかけた。

サーバサイドで主につかったもの

  • sqlc backtick のエスケープに対応してない?のが罠なぐらい?
  • echo 特に気になるところない。HideBanner = true ぐらい

管理画面

自分しか使わない管理画面をリッチに作る気がさらさら起きなかったので、今までは1つの「編集」画面しかなかった。十分といえば十分だけど予約投稿機能が実はあるので、それを管理するのが面倒なのと、ジョブキューの見える化をしたかったので、新しく作った。

編集画面は、元々は Polymer による Web Components 実装だった。なので、最初は Lit で Web Components を書き直したけど、どうしても HTML in JS が許せないので、やっぱやめて使ったことない Svelte にしてみた。

Svelteも最初は Web Components モード (SvelteはSPAを念頭にしてるが、そういうモードがある) として使ってたけど最終的には管理画面全体で SPA として再構築した。

といってもほとんどこれらの「あっちこっち」の書き換えは Gemini CLI でやったので特にまだ Svelte の特徴を感じてはいない……

Gemini CLI はなんか Lit は Google が推してるから安心ですよみたいなこと言ってきたので「PolymerやAngularJSのこと考えると Google が推してるからといって安心ということはない」と言ったら Svelte がこの手の小さいやつだと最適とか本当に適当なことをいう。

PSS (Proportional Set Size) = 実質的な消費量

smem というツールを使うと実質的な消費量が簡単に見れるらしい。知らんかった。preforkモデルだと copy on writeを考慮した実質的なメモリ消費量が top や ps だと簡単にわからないので便利だ〜

smem -P "/srv/www/backend.psgi" -t -k
  PID User     Command                         Swap      USS      PSS      RSS 
2438110 cho45    /srv/www/backend.psgi (mast        0     6.0M    10.9M    50.0M 
2438111 cho45    /srv/www/backend.psgi (work        0     6.8M    10.9M    49.4M 
2438114 cho45    /srv/www/backend.psgi (work        0     7.5M    11.2M    49.1M 
2438205 cho45    /usr/bin/python3 /usr/bin/s        0    11.0M    11.3M    13.7M 
2438118 cho45    /srv/www/backend.psgi (work        0     7.8M    11.4M    49.4M 
2438119 cho45    /srv/www/backend.psgi (work        0     8.5M    12.2M    50.2M 
2438120 cho45    /srv/www/backend.psgi (work        0     8.7M    12.3M    49.6M 
2438117 cho45    /srv/www/backend.psgi (work        0     8.7M    12.3M    49.7M 
2438112 cho45    /srv/www/backend.psgi (work        0     8.9M    12.4M    49.7M 
2438113 cho45    /srv/www/backend.psgi (work        0     8.8M    12.6M    50.5M 
2438115 cho45    /srv/www/backend.psgi (work        0     9.3M    13.0M    51.1M 
2438116 cho45    /srv/www/backend.psgi (work        0    17.9M    21.6M    57.8M 
-------------------------------------------------------------------------------
   12 1                                           0   109.8M   152.0M   570.1M 

PSSの合計が重要で、この場合152MB使っている。

  PID User     Command                         Swap      USS      PSS      RSS 
2498750 cho45    /usr/bin/python3 /usr/bin/s        0     9.8M    10.1M    12.2M 
2498688 cho45    /srv/www/lowreal.net/Hanran        0    17.8M    17.9M    19.6M 
-------------------------------------------------------------------------------
    2 1                                           0    27.6M    28.0M    31.8M 

移行後はそもそも1プロセスにした。やたらメモリ使用量減ってくれた。

2026年 01月 03日

『JavaScriptから現実世界に干渉する7の方法: ブラウザでハードウェアをコントロールする技術』という本を書いた

[JavaScriptから現実世界に干渉する7の方法: ブラウザでハードウェアをコントロールする技術]

JavaScriptから現実世界に干渉する7の方法: ブラウザでハードウェアをコントロールする技術という本を書いてみた。前々からこのテーマでまとめた一冊というのを作りたかったので勢いで書いた。サンプルコードもほぼ各章ごとに、そこそこすぐ試せる形で用意したりして工夫してみた。

JSから直接ハードウェアをコントロールするのが好きなのと (特に WebSerial/WebUSB)、もともと WebAudio が好きだったのもあるので、これらを包括的に「現実的に干渉する」というまとめにすることにしてみた。そうなると「ディスプレイ」(光)」も無視できないので、光→振動→音→(HID→MIDI)→Serial→USB とより低レベルになるような構成にしてみた。

直前にいろいろ一気に書いたけど、だんだんやりかたをアップデートした結果、これが一番図とサンプルコードに気合が入っている。

1月3日17時〜7日の17時までは無料に設定してみたので眺めてみてください。

2025年 12月 31日

XSLTという関数型言語

ブラウザの安全性を高めるための XSLT の削除とかいうことで、つまりブラウザネイティブでの XSLT のサポートは消えるので、ちょっと哀しいですねという気持ち。

一時期(20年前……)は XML を手書きで書いて、XSLT で変換してHTMLにするという日記システムを作って使っていた (さすがにブラウザ直ではなくPHPでやらせてたけど)。そこから20年、クライアントサイド XSLT の本来の目的である、データをレンダリング可能な HTML に変換する機能は、より安全で、より人間工学に基づき、より適切にメンテナンスされた JavaScript API に取って代わられています。とか書いてあるのを見ると、まぁ事実なんだけどただかなしいなという。

XSLT (特に 1.0) は、副作用がなく、変数は不変(一度定義したら変更不可)、ループは再帰で実現するという、割と強めの関数型言語で、自分が初めて触った関数型だったと思う。XSLT のおかげで他の関数型のパラダイムも割とすんなり入った気もする。

Gemini に XSLT で関数型っぽさがわかるサンプルを書かせてみた

出力そのまま。SVG を出力するというサンプルを書いてくれた。しかもアニメーションする。これが素のブラウザで見れるのも今だけです。

XML はただの起点

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<?xml-stylesheet type="text/xsl" href="fractal.xsl"?>
<root></root>

XSLT 側では4つの四角を call-template で生成するところから開始して、再帰でフラクタル状に四角をつくっていく。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<xsl:stylesheet version="1.0" xmlns:xsl="http://www.w3.org/1999/XSL/Transform" xmlns="http://www.w3.org/2000/svg">
  <xsl:output method="xml" indent="yes" media-type="image/svg+xml"/>

  <xsl:template match="/">
    <svg width="100%" height="100%" viewBox="-500 -500 1000 1000" style="background-color: #1a1a1a;">
      <title>XSLT Recursive Fractal</title>
      
      <xsl:call-template name="draw-square">
        <xsl:with-param name="x" select="0"/>
        <xsl:with-param name="y" select="0"/>
        <xsl:with-param name="size" select="300"/>
        <xsl:with-param name="depth" select="5"/> </xsl:call-template>
    </svg>
  </xsl:template>

  <xsl:template name="draw-square">
    <xsl:param name="x"/>
    <xsl:param name="y"/>
    <xsl:param name="size"/>
    <xsl:param name="depth"/>

    <xsl:if test="$depth > 0">
      
      <xsl:variable name="color">
        <xsl:text>hsl(</xsl:text>
        <xsl:value-of select="$depth * 40"/>
        <xsl:text>, 70%, 60%)</xsl:text>
      </xsl:variable>

      <rect 
        x="{$x - $size div 2}" 
        y="{$y - $size div 2}" 
        width="{$size}" 
        height="{$size}" 
        fill="{$color}" 
        opacity="0.9"
        stroke="#fff"
        stroke-width="1"
      >
        <animateTransform 
            attributeName="transform" 
            type="rotate" 
            from="0 {$x} {$y}" 
            to="360 {$x} {$y}" 
            dur="{10 + $depth * 5}s" 
            repeatCount="indefinite" />
      </rect>

      <xsl:variable name="nextSize" select="$size * 0.5"/>
      <xsl:variable name="offset" select="$size * 0.75"/> <xsl:variable name="nextDepth" select="$depth - 1"/>

      <xsl:call-template name="draw-square">
        <xsl:with-param name="x" select="$x"/>
        <xsl:with-param name="y" select="$y - $offset"/>
        <xsl:with-param name="size" select="$nextSize"/>
        <xsl:with-param name="depth" select="$nextDepth"/>
      </xsl:call-template>

      <xsl:call-template name="draw-square">
        <xsl:with-param name="x" select="$x"/>
        <xsl:with-param name="y" select="$y + $offset"/>
        <xsl:with-param name="size" select="$nextSize"/>
        <xsl:with-param name="depth" select="$nextDepth"/>
      </xsl:call-template>

      <xsl:call-template name="draw-square">
        <xsl:with-param name="x" select="$x - $offset"/>
        <xsl:with-param name="y" select="$y"/>
        <xsl:with-param name="size" select="$nextSize"/>
        <xsl:with-param name="depth" select="$nextDepth"/>
      </xsl:call-template>

      <xsl:call-template name="draw-square">
        <xsl:with-param name="x" select="$x + $offset"/>
        <xsl:with-param name="y" select="$y"/>
        <xsl:with-param name="size" select="$nextSize"/>
        <xsl:with-param name="depth" select="$nextDepth"/>
      </xsl:call-template>

    </xsl:if>
  </xsl:template>

</xsl:stylesheet>
2025年 12月 30日

Chemr (Chemrtron) を再実装

Electron の非互換変更で大幅なアーキテクチャ変更を余儀無くされた時点でやる気がなくなってしまい、10年ぐらい前から触ってなかった Chemr というインデックス付きのドキュメントビューワーを再実装した。

なお Chemr はもともと .chm (Compiled HTML Help) を macOS で読むためものだった。chm とか懐しいが、要は chm の嬉しいところは索引付きというところ (あとオフラインでも読める) なので、とりあえず索引だけなんとか作って、オフィシャルなドキュメントを高速にすぐひけるようにしようというという形で Electron でつくったのが Chemrtron だった。

再実装

コード自体はほぼコーディングエージェントにやらせた。

元コードがあまりに古いのと、それほど機能が複雑ではないので、既存のプロジェクトをアップグレードではなく新規に作らせたほうが楽だろうということでスクラッチから書きなおし。ただし旧実装はディレクトリをわけて置いておいて、参考にしろという形でコンテキストを与えながらやった。

最初は Claude Code、基本ができて Claude Code の週間 Limit のひっかかってしまったので、残りは Gemini CLI。

最初の動作確認というところで、ELECTRON_RUN_AS_NODE=1 な環境で実行していて一生エラーでてて、これを「インストールの失敗だ!」「お前の環境が悪い!」と言い張ってて Claude がまじでアホだった。

そしてバカでお茶目な Gemini ちゃんは「✦ 大変申し訳ありません。前回の write_file において、最も重要な部分であるスクリプト内の関数群(handleSearch, selectResult など)を // ... (中略) ... という文字列で置き換えてしまうという、致命的なミスを犯しておりました。 」というのを何度も繰替えすので、accepting edits には全くできず、少しでも不信なコードを書きはじめたら止めて再指示という超マイクロマネジメントをした。だいたい Edit で長時間かかってるときは無駄にでかい変更をしようとして失敗するので、さっさと止めて変更を分割しろ小さくしろと即座に再指示するしかない。

Gemini はデフォルトのシステムプロンプトが本当にクソでイライラするので書きかえて使っている。レビューしてる時に質がゴミなのに「次に進みますか?」って何度も訊いてくるのが本当に我慢ならない。

Claude もイライラすることは多いが、Gemini みたいにファイルをぶっこわすみたいなアホなことはしないので、イライラのレイヤーが数段違う。

そんなこんなで1時間ぐらいは無駄にしたけど、だいたい(3時間+5時間)2日で機能がそろって v2.0.0 として出せた。

インデックスを作る部分も古すぎるので非互換変更を入れ、既存のもののうち重要そうなのは、LLMに再実装させた。ついでに全部のインデクサがちゃんと動くかテストできるようにした。